SSブログ

自分ではノーカウントだったけれど・・・ [日々の暮らし]

コロナウイルスでロックダウンが続く海外のニュースを見てみると、
大変な日々を様々な形で明るく過ごそうと試みている人たちが
いるなあと思います。

たとえば手先の器用な人がマスクを縫う。
コンピュータに詳しい人が在宅でのアイデアをネットにアップする。
巣篭り中のためのレシピを紹介したり、自宅でできる運動を撮影してアップしたり、
子ども向け工作動画を紹介したりというものもありました。

私の場合、自分の「好きなこと」は英語や通訳なのですが、
指導の場であるスクールや大学も授業開始が延期。
会議通訳は訪日者自体がいなくなり、キャンセルです。
デジタル機器に精通していないため、即・動画を作ったり
ZOOMでクラス運営をしたりというチカラもありません。

そう考えると「お役に立てていない挫折感」に陥ってしまいます。
目の前に受講生がいたり、お客様がいれば、反応を通じて
自分のレゾン・デートルも自覚できるのですが、対象がいないと
何とむなしいことか。

そんな思いでモヤモヤし始めた先日のこと。
このブログに心温まるコメントがいくつか届きました。
本当に私にとっては嬉しい文章でした。

私としては、「自分が文章を書いてアップする」というのは
実は自分の中の評価基準にひっかかっていなかったのです。
完全にノーカウントです。私の場合、執筆というのは呼吸と同じ感覚です。
「早苗先生の文章に励まされました」といったお言葉は、
私にとって「早苗先生が息していることで励まされました」
というぐらい(?)、実は過分なおほめの言葉でもあり、
恐縮してしまうのですね。

でも考えてみれば、自分の得意なことというのが、
実は一番世の中にとってささやかながらお役に立てる
ということだったのですよね。

コロナウイルスがなかったら、このことに気づかずじまいだったと思います。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。