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テンション高すぎてた? [日々の暮らし]

欧米ほどのロックダウンではないとは言え、GW明けまでは
外出も控えるという日々が続く現在の日本です。
わずか数か月前には世の中が活気で満ち溢れ、
仕事に趣味に食事会にと自由を満喫できる世界が私たちの目の前には
ありました。それが「見えないウイルス」との戦いが
始まってしまったのです。かつての戦争のように、有形の敵ではありません。
ミサイルや爆弾のような音を伴うものでもありません。
ゆえに余計、実感しづらいと思います。

とらえどころがないからこそ、必要以上に怖く思えてしまったり、
その一方で「もしかしたら大したこと、ないんじゃない?」などと
勘違いしてしまいがちです。そこが今回のコロナの怖いところです。

私も外出を控えて家を過ごすようになり、放送通訳の仕事以外、
業務で出かけることはなくなりました。公共交通機関を
利用せずに済むことは、感染リスクの観点からすれば
ありがたいと思います。しかし、家にじっといるのも
楽ではありません。色々なことに興味があり、これまでの自分の人生といえば、
美術展やコンサート、ジムなどへ出かけることが生き甲斐でした。
それがすべて延期・キャンセルとなってしまい、
自粛モードが自分を委縮させてしまっています。

緊急事態宣言直後は私のアドレナリンもあったからなのでしょう。
「大丈夫、乗り切れる」という緊張感でいっぱいでした。
「家族に心配をかけたくない、家庭内が暗くなってはいけない」
という思いがあり、あえて明るく振舞っていました。
さらに家の中では自分自身の勉強や運動を続けました。むしろ、以前の生活と
比べれば、かえって規則正しく生活をするようになったとさえ言えます。

けれども、そうした一連の反応というのは、「ショックによるもの」
だったのではと最近分析しています。

当初は睡眠時間が5時間を切っても何ともありませんでした。
しかしある日のこと。なぜか気持ちがどんよりしてしまったのです。
それまでは楽しく冗談を飛ばしていた自分が、家族を相手に
グチグチ言っていました。「ああ、とうとう来てしまった、
緊張感欠如の瞬間が!やっちゃった・・・」という罪悪感に見舞われました。

でも、そこで立ち止まってもみたのです。

人間は機械ではないのですよね。「どんな苦境でも
自分は何とか切り抜けられるはず」というのは一見、崇高な志です。
でもそれに過信してしまうのは、自分のおごりであると反省しました。

ということで、最近は少しゆるゆるしています。
家族いわく、私は常に猪突猛進なので「ああ、やっと
デレデレしてくれた」のだそうです。

・・・ってことは、今までテンション高すぎてメーワクだった??
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