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どこでもドア、ならぬどこでも予習 [日々の暮らし]

数週間前のこと。ちょうど仕事が立て込んでいた時期でした。
早朝の仕事を終えて自宅に向かう電車の中で帰宅後の
自分のスケジュールを頭の中でシミュレーションしていました。
「家に着いたらあれとこれをこういう順番でやって、
そのあと仕事の準備して、一段落したら夕食の支度をして」
という感じで、スムーズに運べるように行動の「予習」を
していたのです。

ところが!まあ人生というのはそうそう順調に行くとは
限りません。帰宅して靴やコートを脱いで、さあ、仕事に
取り掛かろう、でもその前にメールチェックだとスマホを
のぞいたところ、子どもからのLINEが。内容は「熱が出たから
早退する」というものでした。よく読むと、もうそろそろ
最寄り駅に到着とあるではないですか。

おお~、となると先ほど頭の中で描いたシナリオは
一旦破棄。すわ、そのまま駅へとって返さねば。でもその前に
保険証と診察券!と慌てて薬箱から一式を取り出してカバンへ。

あ、でも待て待て。病院=待合室=待っている間に
仕事のあの資料とこの関連文献は読めるかも。

というわけで仕事道具一式もトートバッグに投げ込み、
子どもを迎えに行き、そのまま病院へ向かいました。
待合室で小声でブツブツ英文音読しながらサイトラする
アヤシイ人と化していましたが、そのようなことなど
気にしていられません。

名前が呼ばれて診察室(音読ストップ)→診察→
会計を待つまでまた待合室(再度音読)→会計→
薬局(再度音読)→会計→帰宅

という流れとなりました。

同時通訳者の橋本美穂さんも、息子さんの習い事先で
待っている際、仕事資料を予習なさっています。
その様子が数年前の「情熱大陸」で映し出されていました。

思い描いていたスケジュールにならないとき、どこに
本来の予定を別の形で押し込めるか。その工夫を考えると
ワクワクしますし(もちろん心の中は大焦り!)、
学習環境下からほど遠い場所で仕事の予習をするのも
なぜかいつもと異なる分、大いにはかどるのがフシギなところです。
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