服選びと人生 [日々の暮らし]
日経新聞の文化面に出ている「私の履歴書」。
9月はファッションデザイナーの山本耀司さんでした。
9月30日・最終日の文章がとても心に残りました。
「服を選ぶことは、大げさに言えば
生活や人生を選ぶことでもある。」
こう書いておられる理由は、昨今のファッションを
見渡した際、ファストファッションが増えて
「ファッションのフラット化が急速に進んでいる」ことに
危機感を覚えておられるからだそうです。
「同調圧力」や「正解を求めること」が強まってしまうと、
そこから逸れることへの不安感が募ってしまいますよね。
装いですら、人と同じくすることが安心へとつながってしまうのです。
一方、私は鮮やかな色の服が好きなのですが、ここ数年見られるのは
抑えた色味のものしか店頭にはありません。でも
私の場合、そうした色では顔がくすんでしまうのです。
海外通販サイトなどでは素敵なカラーも多いのですが、
いかんせん、試着できずに購入して失敗ということが
何度かありました。
服の選び方も、物事の考え方も、結局は「自分が
何を求めているか?そのためにはどのような選択をするか?」に
かかっているのですよね。
周囲を恐れ過ぎて窒息・閉塞感にさいなまれるぐらいなら、
自分らしさを追い求めたいと思います。
そのスタート地点として、「自分が好きな服」を着ることは
大きな一歩だと考えます。
2021-09-01 00:00
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