朝のひとこと [仕事]
先日のこと。朝、洗面台で身支度をしていた際、
ふと次のことばが頭の中に浮かびました:
「今日はどんな良い仕事をしようかな?」
自分に気合を入れていたわけでもなく、何か大きな
仕事を抱えていたわけでもありません。
ただただ、このセンテンスがポッと脳内に表れたのです。
フシギに思いました。と言うのも、普段から私は
計画を立ててそれを着実に実行し、手帳には
チェックボックス(□)を書いて業務完了ごとに
チェック(?)を入れているのです。
きちんとこなすことに喜びを覚え、一日の終わりに
チェックマーク()が付いた手帳を眺めるのが
当たり前だったのですね。
でも、これは予定を「こなす」ことだけが
メインになっているのではないかと、先のフレーズを
思い描いてから改めて感じたのです。
「締め切りを意識しながら原稿を書いてメール納品」
「授業の教材予習をする」
「放送通訳に備えて新聞やネットニュースを確認する」
こうした日常的にやっていた事々の「先」にあるもの、
すなわち「読者、受講生、視聴者」などのことを
私は丁寧に考えておらず、近視眼的に仕事をしてきたのでは
ないかと思ったのです。
もちろん社会人として締め切りを守ったり、
自分の商品価値を損なわないような
準備をしたりということは大切です。
でも、こうした近視眼的なアプローチでは、
「とにかく終えること」だけが最終目標になりかねません。
「良い仕事」の向こう側には必ず「人」がいます。
「機械」のために仕事をしているのではありません。
「相手が喜ぶ仕事をしよう」
そう思った朝でした。
2021-09-01 00:00
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