野口整体 [日々の暮らし]
これまで色々なところで「野口整体」という言葉を
見かけてきました。詳しいことはわからないのですが、
整体を通じて心と体を整えるという考え方が、
多くの人たちの支持を得ているようです。
エッセイスト・下重暁子さんの本の中に紹介されていた
一冊に身体研究家・三枝龍生氏の作品がありました。
早速「最後に残るのは、身体だけ」(講談社+α文庫、
2012年)を借りて読んだところ、そこに野口整体の
ことが偶然書かれていました。
三枝氏は野口整体の内弟子であられ、本書には
野口晴哉氏が述べた言葉が引用されています。
中でも次の文章が印象的でした:
「心にもないことはスラスラ口から出る。
心にあることや深く考えていることは
仲々口から出ないものである。」(p101)
昔、私は通訳現場で「大人しいけれども、ものすごく
深く物事を考えている人」に出会ったことがあります。
クライアントさんで物静かな方だったのですが、
いざ意見を述べられると、それは実に的を得たもので
あったのですね。以来、「大人しい人=何も考えていない」
のではないどころか、むしろその逆なのだと思うようになりました。
随分前に実家の母が、偶然戸別訪問で訪れた「バラ販売士」
なる詐欺師にまんまとだまされたことがあります。
その人物は一見善人風で実にスラスラとセールスを
したのだそうです。
2021-07-13 00:00
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