手帳 [日々の暮らし]
これだけデジタル化した今なお、私は紙の手帳が好きで
愛用しています。10年以上使っている某社の手帳は4月始まり。
大学で教えていることもあり、私にとっては「新年度」で
始められるのはありがたい限りです。
実はこれまで何回か違う手帳を使ってみようと
思ったことがあります。デザインや表紙の色に惹かれて
「今年は今までとは異なるタイプでも良いかな」と
思って購入したのですね。
けれども、手が手帳を覚えているからなのでしょう。
別の種類を試しても長続きしませんでした。
レイアウトは今までのものとほぼ同じであっても、
書き心地やデザインなどに違和感を覚えてしまうのですね。
もちろん、常に冒険心を持ち、新たなものに
馴染んでいくのも人生で必要とは思うのですが・・・。
さて、そろそろ2月になるので、新年度のを買おうと考える中、
昨年の手帳を引き出しから出してめくってみました。
ちょうど1年前の今頃は、外での仕事が多く、スポーツクラブにも
頻繁に出かけていたことが記述からわかります。
授業ももちろん対面でした。ページの余白には
お買い物リストやブログのネタ、本の中で見つけた
印象的な一文や日記などが書かれています。
まだコロナも日本では深刻になっていなかったのですよね。
ところが3月のページをめくると、予定していたスケジュールが
線で消されています。中止という意味です。
「○○ショッピングセンターへ行ったものの、
休館だった」という記述もあります。一方、私は
毎月初めにスポーツクラブへ行くスケジュールを
あらかじめ記入しているのですが、3月になるとジムも
お休みとなり、そちらもすべて消されていました。
予定していたコンサートや旅行も同様です。
あれから1年。
まさかコロナがここまで続くとは思っていませんでした。
色々なことを制限せざるを得なくなったり、
それまで当たり前だったことを失ったりするなど、
多くの方々が苦しい気持ちを抱いてきた一年だったと思います。
でも、その一方で今まで見落としていた大切なことに
気付かされたり、新たな人生上の価値観を知ったりするなど、
コロナがもたらしてくれたこともあると私はとらえています。
来年の今頃、世界がどうなっているかは限りなく
未知数です。でも、「今よりも幸せを感じられる人間」に
なっていたいと思っています。
2021-01-22 00:00
コメント(0)
コメント 0