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「人生最後に乗るクルマ」 [日々の暮らし]

自動車を購入して以来お世話になっているのがJAF。
日本自動車連盟です。実際にヘルプを要請したことは
幸いにしてないのですが、やはり加入しているだけでも
安心ですよね。

ちなみに幼少期に暮らしていたイギリスでは
AA(Automobile Association)とRAC(Royal Automobile Club)の
2つがありました。当時はAAの加入者が多かったと
記憶しています。AAのロゴマークは黄色地に黒文字で目立っていましたね。

一方、父が入っていたのはRAC。こちら青地に白文字の
王冠付き。おそらくRoyalの単語があるからなのでしょう。
幼心には冠の方がかっこよく見えましたね。

・・・が!!今、RACを検索したらロゴが完全に
近代バージョンに。何だかPCスクリーンを作っている会社のロゴのような
感じです。今のウェブサイトはこちら:

https://www.rac.co.uk/

JAFに話を戻しましょう。

JAFが毎月発行しているのが「JAF Mate」という会報です。
中でも私が楽しみにしているのが、松任谷正隆さんの
「車のある風景」というエッセイです。7月号のタイトルは
「人生最後に乗るクルマ」でした。

私にとって松任谷さんと言えばユーミンのご主人という印象が
限りなく強いのですが、文章を読んでみると非常にユーモアがあり、
楽しいお方だなと感じます。毎月クスリと笑わせられています。

今月のタイトルに綴られていたのは、松任谷さんが
病気になられてマネージャーさんの車で病院へ行ったというエピソード。
次の文章が印象的でした。

「僕の最期はこうやって誰かの運転するクルマに乗せられて
病院にたどり着き、それで終わりなんだろうな、なんて
ふと考える。最後に乗るクルマは自分のクルマではない。
なんだよ、それ・・・。好きでもないクルマに乗せられて
終わるのかよ。」

うーん、なかなか考えさせられます。確かにそうですよね。
自分に何かがあった場合、誰かが車に乗せて病院に
向かってくれる、あるいは救急車のお世話になる。いずれにしても
自分の愛車で行くわけではなさそうですものね。

人生100年時代と言われ続ける昨今。まだまだ私自身、
当面は元気でいけるはずという根拠のない自信があるのですが、
こればかりは運命・宿命もあることでしょう。

・・・ちなみに通訳者の場合、「人生最後に語るコトバは何だろう」が
さしずめあてはまるといったところでしょうか・・・。
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