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地中海キプロスの様子 [日々の暮らし]

緊急事態の発令から間もなく最初の週末を迎えようとしています。

今日、キプロスに暮らす友人からメールがありました。
「友人」と言っても私のおばあちゃんぐらいの世代です。
90年代後半にロンドンで暮らしていた際のご近所さんでした。
ご夫婦で長年イギリスに住んでいたものの、
思い切ってキプロスに移住したという行動力の持ち主です。

キプロスは地中海の東部、トルコの南側にある島です。
実は複雑な歴史を抱えている島で、現在もなお、
事実上、南北に分裂しています。日本で発行された世界地図を見ると
キプロスは一色に塗られており、首都もニコシアと表記されています。

しかし、イギリスのCollins社が発行するWorld Atlasを見ると、
南北の間の境界線に赤い点線が描かれているのですね。
凡例でこの赤点線はceasefire line(停戦線)とあります。
地図を比べるだけでも実は色々なことがわかるのですよね。
キプロスの過去について興味のある方はぜひ外務省のHPをどうぞ:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cyprus/data.html

もともと旧英連邦だったキプロスは、現在も旧宗主国・英国との
関係が深い状態です。イギリスから移住した人も多く、私の知人も
その一人ということになります。

さて、この知人が今回のコロナウイルスにおけるキプロスの
状況を伝えてくれました:

1.ロックダウンは3月24日から
2.夜間外出禁止令は21時から06時まで
3.書類や正当な理由無き状態で上記時間帯に外を出歩くと罰金300ユーロ
4.外出は一日一回まで。買い物か運動のみ
5.買い物は最大3時間、運動は最大30分まで
6.パスポートは常時携行。
7.出かけるときには「外出申請書」を携行。自宅出発時間を記し、
自筆の書名と日付を記入すること

このような感じだそうです。

日本で万が一、状況が悪化した場合、どのような措置が
とられるのかは私自身、専門家ではないのでわかりません。
日本の場合、法律的・憲法的な状況もあるので、一概に
海外と同一にとはならないと思います。

けれども今、21世紀のこの世の中で、世界のどこかで
上記のような環境下で暮らしている人たちがいます。
さぞ大変で、不自由していることでしょう。

そうした状況の方々に、少しでも心を寄せ続けたいと思っています。
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