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モノの処分と気持ちの問題 [日々の暮らし]

断捨離や片付けなど、書店に出かけるとそうした本が
沢山並んでいます。テレビでも特集が組まれ、
今のモノ溢れの時代にどのように対処すればよいかを
考えさせられます。

私は子どもの頃から片付けが好きでした。
勉強に煮詰まってくると部屋の片付けに「逃避」していたのです。
好きな音楽がラジオから流れる中、モノを選別して
ゴミを出してスッキリする。これが最大のストレス解消法でした。

昨年1月にイギリスを旅行した際、現地では「こんまり」さんの
ときめき片付け法が大ブームになっていました。
現地メディアで大いに取り上げられていたのです。
それに触発されて私もホテルにこもって動画や記事の内容を
ひたすら頭の中に叩き込み、帰国後の片付けを
シミュレーションしていました。わざわざ旅行に行った先で、
こんな状況だったのです。

帰国後は一気に片付け開始。ずいぶんモノを処分しました。
お陰でスッキリしたのは事実です。

けれども最近、少し考えが変わりつつあります。

モノを少なくすることで整然とした空間を保つことは
もちろん良いでしょう。けれども思い出のものを処分することと
片付けとは異なるように思うのです。

私の場合、「共に歩んできた本やCD」も昨年処分しました。
悔いているわけではありません。ただ、「棚に並んでいた」
という視覚的事実を変えたということに、少しだけ
寂しさを感じているのも事実なのです。要は片付けというのは、
その線引きが難しいのですよね。

一度処分してしたものを回収することはできません。
そこはもう潔く認めて、心の中のほんのわずかなチクリとする
傷みと共に歩むしかないのです。過去は過去です。

最近の私は、片付けに勤しむよりも、目の前のモノを
きちんと愛でるように味わうようにすることに意識を向けています。
それこそそれがカタログであれ、ショップカードであれ、です。

自分にとって心地よいモノなのであれば、金銭的に高い安いは
別として、しっかりとそれに向き合うことが必要だと感じています。
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