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遷移 [日々の暮らし]


最近よく見かけるようになったことばに「遷移」が
あります。読み方は「せんい」。意味は「うつりかわること、
うつすこと」です。ネット上でページが移動する際、
出てきますよね。初めて目にした時は、「なんとまあ、
難しい漢字を使う2字熟語のこと!」と思いました。
今は見慣れてきましたが。

で、元の英語はredirect。辞書には「転送する、向きを変える」と
出ています。directは高1ぐらいで学ぶ単語ですので、
基礎レベルです。よって、日本語訳も「遷移します」などといった
硬い語でなく、「転送します」「移動します」で良いのになあと
思うのですよね。

遷移の「遷」という漢字。歴史の教科書には「遷都」という
ことばが出てきました。奈良県のゆるきゃら「せんとくん」の、
あの「遷都」です。

https://www.pref.nara.jp/36906.htm

「遷」を漢和辞典で引くと、「しんにょう」と「セン」が
組み合わさった字であることが説明されています。
右側の「セン」の部分は、「二人が両手で死体の頭部を
かかえうつすの意味」なのだそう。「遷」の漢字自体は
中学校で学ぶとのこと。

https://okjiten.jp/kanji1965.html

私から見るとかなーり難しい漢字なのですが、こちらは
今や多くの場所で見かけます。なのに、相変わらず
「まん延防止措置」の表記は「蔓延」ではなく平仮名。
「遷」の方が「蔓」より難しいのに・・・!
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元気が出ることば [日々の暮らし]


昨日出会った様々なことば。いずれも元気がでる文章でした。
媒体は、たまたま手に取ったフリーペーパーや
いつも読んでいる新聞などです。

*「お客さまに感動していただかなくては意味がない。
(中略)お客様が望んでくださることを全てやります」

― 女優 高島礼子氏(日産自動車広告より)

*「1805年のフランス。急逝した夫からマダム・クリコが
経営を引き継いだのは、27歳という若さであった。
何事にも諦めず、常に大胆な精神と創造力をもって
マダムは事業発展に挑んでいく。」

― ヴーヴ・クリコの広告

上記は日経新聞2021年1月14日金曜日朝刊より

*「人の話を心から聞くことができれば、
むしろ自分の内側が豊かになると思う」
「人を馬鹿にして適当にあしらっているとき、
いちばんの馬鹿は、本当は自分なのかもしれません。」

ー 「お多福美人講座」(千代里)
(「メトロポリターナ」2022年1月号より)

良い言葉に出会うと心が温かくなります。

頑張ろうっと!
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本に癒される [日々の暮らし]


2021年は何かとバタバタしてしまい、読書や芸術への
ふれあいが実に二の次になっていました。仕事などが
忙しかったので、優先順位が低くなったのですね。
でも、そのせいで随分精神的に枯渇してしまいました。
大いに反省しましたね。

昨日、授業後に久しぶりに時間が空いたこともあり、
大学図書館へ。コロナでしばらく研究個室が使えなかったの
ですが、また利用可となりました。そこで
お昼過ぎから数時間籠ったのでした。

家から持参した新聞を始め、大学構内でもらった
ミュージアムのチラシを読み、要返却本の本にも
目を通すなど、ひたすら活字と戯れました。
「あ~、私に欠如していたのは、この大好きな活字との
ひとときだったんだなあ」としみじみ。
書籍の世界にどっぷりと浸かっていれば、
ややこしいことや気が重くなるようなことなど忘れられるのです。

私が敬愛する精神科医の故・神谷美恵子先生は、若い頃
結核にかかりました。その時の母君の反応は、
「うちはそんな家系じゃないよ」という忌み嫌うことば。
当時、結核は不治の病で世間から忌避されていたのです。

先生は一人軽井沢へ療養へ出かけ、世の中から隔離されて
治療に専念されます。人との接触はほぼ無く、食事は
世話人の方が小窓の外に置いてくれるというものでした。
先生は、「カラスの鳴き声が人の話し声に聞こえた」と言うほど、
寂しく過ごされたそうです。

けれども、古今東西の古典を大量に読み、
古典を原書で読むためにギリシャ語や
ラテン語なども独学で学ばれたそうです。
そのようにして本の世界に没頭したおかげで、
結核は治った、と綴っておられます。

苦しみにのまれる代わりに、人を別世界へと連れていってくれる本。
私も昨日、書籍から大いに生きる力を得たのでした。
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ガスコンロ変遷 [日々の暮らし]


1年近く前に引っ越しをした際、かなりのモノを
処分しました。元々少ないモノでスッキリ暮らしたいと
思っていましたので、ちょうど良いきっかけでした。

手放したものの一つに「ガスコンロ」があります。
グリル付きでコンロ2口タイプです。かなり
古くなってきたので、安全面から考えても買い替えの時期でした。

魚焼きグリルもお魚やパンを焼く際に活用していましたが、
トースターを買ったこともあり、パン焼きとしての利用は
無くなりました。一方、魚焼きに関しては、網を洗うのが
毎回しんどかったのが正直なところです。

このような理由からガスコンロとはサヨナラしたのですね。
代わりにカセットコンロを使うことにしました。

カセットコンロは防災用にあると便利なのはもちろん、
卓上で鍋料理を楽しむ際にも活用できます。
ガスボンベもお手頃価格なので、ガスコンロが無くても
大丈夫と思えたのです。転居先のガスコンロ置き場に
カセットコンロ(1口タイプです)をセットし、
その上にカバー台を置くことで、作業スペースが新たにできました。

ところが!

1年ほどこれでやってみたのですが、やはりガスコンロが必要
との結論に至ったのです。理由は、

「長時間の調理だと、ガスボンベがすぐに無くなる。
あるいは、調理中に火力が弱まってしまう」

というものでした。また、いくら格安とは言え、
その都度ガスボンベを買いに行ったり、常にストックを
気にかけたりするのも煩雑。

というわけで、先日、ガスコンロを買いました。
ただし「一口コンロ」というシンプルなものです。
魚焼きグリルは1年使わなくても済んだので、私には
不要なのは明らか。魚はオーブンで焼けます。

購入時に忘れてならないのは接続用のホース。
この2点を通販サイトで購入しました。到着は
間もなくです。楽しみ!

ところでイギリスの一口コンロ、いかにも質実剛健という
デザインです:

https://www.gasproducts.co.uk/foker-cast-iron-single-burner-gas-boiling-ring-fk003010.html

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ナゼひらがな? [日々の暮らし]

相変わらず食品パッケージをしげしげと読んでいます。
ここまでくると趣味です。

先日買った食パンに以下の表記がありました:

「だいじな人の毎日に。
おいしさと、あんしんをお届けする、○○、です。」

〇〇の部分は商品名なので、ここでは割愛。

気になったのは、ナゼ漢字が「毎日」「お届け」「○○(商品名)」だけで、
それ以外はひらがななのか、です。

しかも句読点は「毎日に」の後が句点の丸。
「おいしさと」「お届けする」および商品名の後に
読点(、)が来ています。

フツーの書き方なら、

「大事な人の毎日に。(←ここは句点でも良し)
おいしさと安心をお届けする○○です。」

という感じでしょうか?

食パンの袋のこの文章を眺めながら、
「うーん、メーカー側は何かを訴えたかったはず。
この句読点やひらがなにはどのような思いが
込められているのだろう?」とあれこれ考えたくなります。

製造部門やマーケティング部門など、会社には大勢が
働いていますよね。広告代理店と話し合いを重ねながら
その思いをパッケージに反映させたのでしょう。

こうしたイメージ文章も私は好きなのですが、その一方で
イギリスのパンのようにダイレクトに商品そのものを
押し出すデザインにも惹かれます:

https://www.hovis.co.uk/soft-white-bread/thick-sliced

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手書きのノート [日々の暮らし]

10年以上続けて使ってきた4月始まりの手帳。
昨年暮れに手帳およびノートとの関係を見直し、
方法を変えました。

手帳は薄型月間カレンダー12月始まりを購入。
ノートはスパイラル型A5サイズです。このノートに
あらゆることを書きこむようになりました。
同時通訳中もこのノートにメモをします。

今まではメモ帳を使ったり、仕事には別のB5ノートを
活用したりとバラバラでした。でも、一冊に集約
することで、「とりあえず書いておく。何かあれば
このノートを読み返せばどこかに必ず出ている」
と思えるようになったのです。これはものすごいストレス軽減と
なりました。

日経新聞2022年1月4日火曜日夕刊に
太田あやさん(「東大合格生のノートはかならず美しい」著者)は
こう述べています:

「ノートは自分のために書く。これを強く意識することで
ノートへの主体性が生まれ、丁寧に書いて勉強に役立てよう
という意識を持つようになる。」

この記事は子どもの学校ノートに関するもの。ただ私の場合、
「丁寧に書いて」ということは考えていません。
奇麗に書かねばというプレッシャーが筆を滞らせるぐらいなら、
殴り書きでも「まずは書く」方が私にはプラスだからです。

よって、太田さんのフレーズを私流に言い換えれば、

「ノートは自分のために書く。これを強く意識することで
ノートへの主体性が生まれ、とにかく書いて人生に役立てよう
という意識を持つようになる。」

といったところでしょうか。

まずは書く。とにかく書く。気持ちを整理する。

そんなノートづきあいに今年はしていくつもりです。
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2022年の課題 [日々の暮らし]


コミュニケーションの仕事をしている割には、私自身の
意思疎通に関する課題はまだまだ多いと感じます。
あれだけ業務でことばをたくさん発しているのに、
肝心な時にうまく伝達できないことが日常生活では
あるのですね。

「これを言ったらマズイかな?」

「やはりここは我慢した方が良いかも」

という具合。要は、自分がその場で感じたことを
「その瞬間に」うまく表現できないのです。

そうしたモヤモヤも自分なりに昇華してやり過ごせれば大事には至りません。
でも自分の心の中で整頓できない。
家の中は断捨離して片付けしてスッキリと暮らせて
いるのに、自分の気持ちがグチャグチャというのは
大いなる矛盾。我ながら苦笑します。

では、そういう時にどうするか?

やはりあきらめないで何とかするしかありません。
もし表面的にポーカーフェイスでいたとて、
積み重なった苦しみに圧倒されてしまうでしょう。
ゆえに何かしらのアクションをとることが肝心になります。

認知行動療法の専門家・大野裕先生は、

「私たちは人生のなかで苦しい状況に直面する。
そうしたときに、あきらめないで工夫を」

と述べておられます。

袋小路に至っても、考えて工夫して行動してみる。
行動せずに苦しむのではなく、動いてみる。
その後、また考えていけばよいのです。

2022年の私の課題です。

(日本経済新聞朝刊 2022年1月4日火曜日)
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瞬間居眠り [日々の暮らし]


年末にビデオで見た映画が「ボス・ベイビー」(2017年)です。
数年前に大ヒットした際、映画館で見たかったのですが
チャンスを逸していました。年末にAmazon Prime Videoで
幸いにも楽しめました。

洋画を観る際、英語の勉強もかねて「オリジナル音声と
日本語字幕」というスタイルです。
訳語を見て「お~~~、この英語をそう訳すか!脱帽」
と唸ること数知れず。映画鑑賞なのか英語鑑賞なのか
わかりません。

で、件の「ボス・ベイビー」。
作中にボスが瞬間的に居眠りするシーンがいくつか
ありますよね。英語ではpower napやvictory napが
出てきます。あの一瞬にしてガ―ッと寝る光景が
何とも私は好きなのです。

と言いますのも、実は同時通訳で待機中(※本番中、ではありません!)
に本当に瞬間睡眠することがあるのです。たとえば
本番までの待機時間が非常に長いときなどがそうです。
仕事中に眠るなんてトンデモナイ、と言うなかれ。
こうでもしないと本番でとてつもない瞬発力&集中力が
発揮できなくなるのです。

話を映画に戻しますと、
ボスのあの声で、あの勢いで"Power nap!!!"と
叫ぶシーンは、つい自分に置き換えたくなります。
吹き替え版も楽しいのですが、ここは英語で
"Yes, that's it!!!"と反応したくなります。
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年中無休・季節行事セレクトショップ [日々の暮らし]


電車に乗ると、最近では皆さんスマートフォンの画面
一択という感じですよね。ホームでスクリーンを見つめつつ、
電車が到着して扉が開くとそのまま画面を見ながら乗車。
座っている人も立っている人もスマホという光景です。
随分前の当ブログで、確か私は「紙の新聞を読むのが
電車内ではばかられてしまう時代になったらどうしよう」
という趣旨を書いたことがあります。でもそれが
現実に近づきつつあるように思えるのです。何しろ
紙の新聞は広げると肘が当たりますし、めくる音も
うるさかったりしますし。

という具合で今なおアナログ派の私は電車の中でも
車内広告やトレインチャンネル画面に注目します。
先日、目に留まったのはドアに貼られていた広告。
某アイスクリームの広告でした。最新の商品が発売
されたとのこと。

これを見てふと思ったのです。真冬なのにアイスか~。
でもそう言えばここ数年、アイスを冬でも楽しむというのが
普通になってきたっけ。現にこのアイスメーカーは
随分前に雪景色の北海道で商品をPRしていたなあと
思い出しました。

カフェでもフラペチーノ、コンビニでもフラッペなるものが
年中無休で売られています。ランドセルも何だか一年中
店頭に並んでいる印象。となれば、もうこうなったら
季節行事をその都度導入するのはやめて、通年で販売し続けた
方が早いのでは???

と思って検索したら、アメリカには一年中クリスマス装飾品を
販売しているお店があることを発見。"year-round Christmas stores"
と言うそうです。イギリスにもありました。

ならば日本でも「季節行事ショップ」として「国民の祝日」および
「各種季節イベント」のグッズが一年中並んでいたらおもしろそう。
ここ数週間で言うなら「クリスマス飾り→お正月飾り→
恵方巻→バレンタイン→ひな祭り→ホワイトデー→イースター」
という具合。厳選されたセレクトショップのようなものなら
個人的に覗いてみたいなあと思います(妄想中)。
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謹賀新年 [日々の暮らし]


あけましておめでとうございます。旧年中は本ブログを
お読みくださり、ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さあ、新しい年が始まりました!
いやはや、2021年は私自身、本当~~~に色々なことがあったのですが、
今年は心機一転してしっかりと人生を味わいつつ
前を向きつつ歩んでいきたいと思っています。

特に意識したいのは、「たくさん書いて」「たくさん本を
読んで」「たくさん笑うこと」です。いずれも
昨年、かなーりおざなりになった項目です。もともと
大好きだったこれらを二の次にしてしまったのは、
人生最大の(?)失策でしたねえ。

ですので、今年は自分が心から楽しいと思えることを
常に念頭に置きながら生きていくつもりです。

2022年もお時間がございましたら、ぜひ本ブログを
覗いていただければ嬉しいです。
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