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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第496回がアップされました。
タイトルは「大人しい人に注意セヨ」、書籍紹介は
"Beautiful Things - A Memoir" (Hunter Biden著、Gallery Books、2021年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/21253.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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色や香り [日々の暮らし]


ずっとマスク生活が続いていると、もはやこれが
当たり前となってきた感じがします。マスクのお陰で
ノーメイクでも何とかなったり(!)、表情を隠せるので
照れ臭さも軽減されたりと、それはそれで恩恵が
あるように思います。ワクチン接種が進み、ノーマスクに
なった後、どれぐらいのマスク率になるのかなと想像しています。

先日、早朝にお散歩をした際、周りに人がいなかったことも
あり、マスクをずらしてみました。すると、久しぶりに
自然の香りが漂っていることに気づきました。

ちょうどそのあたりは芝刈りをした直後だったのでしょう。
草の香りがしてきたのですね。私はこの香りをかぐと、
イギリス時代の幼少期を思い出すのです。当時
暮らしていた家には大きな庭があり、夏になると
せっせと父が電動芝刈り機を動かしていました。
刈った直後の香りというのは何とも香ばしいような
ちょっと湿っているような、そんな感じなのですね。
しばらく忘れていた幼少期の光景が脳裏に浮かびました。

お散歩をしていると、季節の花の香りにも癒されます。
近所の住宅地はどこもお花を丁寧に育てており、
それを見るだけでも気分が上がります。

ところでふと思いついたことがあります。
それは、「お花には色と香りがあるけれど、
空や雲には香りがあるのかな?」と。

随分前に、全盲のピアニスト・辻井伸行さんのお母様・
辻井いつ子さんの講演会に出かけたことがあります。
その時紹介されていた本が「今日の風、なに色?」という
一冊でした。このフレーズは伸行さんが幼い頃に
口にしたのだそうです。

どこまでも我が子を信じておられるいつ子さん。
本の紹介文には次のように書かれています:

「この子がこの子らしく生きていかれるように、
この子の中に眠っている才能を少しずつひらいていこう。
そんなことを自分自身に言い聞かせて、
私自身も勇気を奮い立たせたのです。」
(Amazon紹介ページより)

我が子を信じる。
我が子を信じている自分を信じる。

その勇気をいただける一冊です。

空や雲の香りを考えた時に、ふと辻井さんのことを思い出しました。
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