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達成感の基準 [日々の暮らし]


昨日「達成感」について書きました。今日もその続きです。

以前読んだ心理学系の本に興味深いことが書かれていました。
それは、「自分が得意な項目であればあるほど、完璧を求めない」
というものでした。逆を言えば、「自分が不得手なものであると、
完璧を求めすぎてしまう」というのですね。

たとえば英語学習を見てみましょう。

よく私が受ける質問は「どうやったら単語を暗記できますか?」
です。正直、そのようなミラクル・メソッドがあるなら
私の方が知りたいぐらいです!私の場合、この仕事を
すればするほど、「一生どう頑張ったって私が覚えきれる
単語数には限界がある→だから全部覚えなくてよい」
と割り切るようになったのですね。ですので、
同じ単語を何度も何度も辞書を引こうが一向に気にならないのです。

一方、自分が苦手な項目の場合、私にも身に覚えがあります。
それこそ、以前の私は「窓のサンと窓ガラスの掃除」が
とてつもなく苦手でした。「やらなきゃ」と思いつつ、
どうしてもその気になれず。そうやってずっと放置した結果。
埃がこびりついてなかなか取れない、という悪循環に
陥っていました。

ようやく最近になって「別にホテルの窓みたいに
シミ一つない状況にしなくたって良いのだから」と
割り切れるようになり、「汚れたらとりあえず拭く
→ただし、多少タオルのスジの後が残ってもOK」
という感じになりました。それでも最初のうちは、
某洗剤メーカーのサイトに書かれていた「窓ガラスの掃除方法」
なるページをしっかり読んでは、「正しい窓ふき順序」に
沿って掃除しようと思ったほどです。

何はともあれ、完璧にこなせば確かに達成感は生じるでしょう。
でもそうしたことでこちらが疲労困憊になってしまえば
逆効果です。

ならば、ほどほどの達成度で良しとする。
取り組んだ自分をべた褒めする。

この2つで良いと思っています。
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