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第一三共・中山譲治会長のことば [日々の暮らし]

通訳の仕事をしていて良かったなあと思うことはたくさんあります。
大好きな英語に携われること、未知の単語やフレーズを学べること、
知らなかったトピックに関心を抱けることなどです。

通訳の勉強を通じて、「色々なことがこの世界にはあるのだなあ」と思うと、
たとえその最中に自分が大変な状況下にあっても、
広く視点を持てるような気がします。
実際、私自身、それでずいぶん救われてきました。

通訳業務を通じて企業トップの方のお話を伺えたのも、
私の人生ではとても大きいものでした。私などフリーで
仕事をあちこちでしていますので、組織の大変さというのは
ほぼ、小説や映画の世界にとどまってしまいます。

けれども「会社」という集団の中で日々の仕事を行い、
責任ある立場になるというのは、私などからは想像を絶するような
苦労を皆さん、されていると推測します。これは何もトップに
限ったことではなく、集団に身を置けば、誰もが
大変なことを経験されているのでしょうね。大卒後に数年間、
会社勤めをしてきたことから、かろうじて私が言えることではあるのですが・・・。

さて、今回ご紹介したいのは、日経新聞日曜版に出ていた
インタビュー。日曜日にはThe STYLEという特集ページがあります。
5月17日に出ていたのは、第一三共の中山譲治会長です。
サントリー勤務を経て第一三共へ転身されています。

仕事に向き合う上で感じたことを、中山会長は次のように述べていました:

「実際は流されてここまで来たのかもしれないが、
やるべきだと思う方向に進むことが重要。
要は、自分が選んだかどうかということ」

「思い切りやったら無駄な経験はない」

どのような世界であれ、どういった環境に置かれているのであれ、
人生というのは目の前に選択肢を提示され、
それを自分自身が丁寧に考えて選んでいく。
その繰り返しなのだろうなあと思います。

(日本経済新聞2020年5月17日日曜日)
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