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今日のロイヤル英文 [英語]

今日も仮定法が続きます。

*p491
If I had voted against him, he would have had to resign.
(私が彼に反対投票したら、彼は辞職しなければならなかっただろう)

→内部抗争?昇進争い?何だかコワイ

*p491
If John had not bought that expensive picture, he would have
a lot of money now. (ジョンがあの高価な絵を買わなかったら、
いまたくさんお金をもっているだろう)

→バブル期に某生命保険会社がゴッホの「ひまわり」を
買ったというニュースを思い出しました。その後、
日本のバブル経済は崩壊。現在に至ります・・・。


*p495
If only I knew that!(それを知っていさえすればなあ)
If I had confided everything to you!(君に何もかも打ち明けていたらなあ)
Could I but live my life again! (人生のやり直しがきけばなあ)

→「帰結節の省略」という項で出ていた例文、しかも3文連続で。
そのまま続けて読むと、どうもこの話者、何か相当に
悔やんでいる、と思えなくもないです。

次回も仮定法が続きます。
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映画監督・河瀨直美さんのことば [日々の暮らし]

新型コロナウイルスにより生活も生き方も変わってしまった
今日の社会。このことについて河瀬さんが日経新聞に寄稿されていました。
「差別なくし、分断越えよう」というタイトルです。

河瀬さんは現在、奈良に住んでおられるそうです。東京から
200km離れています。テレビ電話などの近代文明がなければ
仕事を続ける事は難しかったと語ります。東京やフランスなどにいる
スタッフと連絡を取るためです。

技術が発達してはいるものの、次のようにも述べています。

「人と直接会って話をし、目を見てその人の想いを感じ取り、
関係を深く保ってゆくことを良しとする感覚は私にもある。」

しかしその一方で、出逢う人の数が増えると、一人当たりに
割ける時間が「刹那的に終わる」とも述べています。
「そうなるとまるでその刹那的な関係の為に
時間を大量に消費しているような感覚に陥って、心を落ち着ける時間が
全く無いと言う事に気づく。」

この一文には考えさせられました。と言うのも、技術のおかげで
一度にたくさんの人と連絡をとりあったり、画面上で
コミュニケーションを図ったりということができるようになって
便利になった分、一人一人との関係性が薄くなってしまう
というのは私自身、何となく感じているからです。

かつてSNSをやっていたものの、コメントを書いたり相手の
ページをのぞいたりということであっという間に時間が
飛んでいった経験から、余計そのように思うのかもしれません。

私が子どもの頃も、もちろん仲良しグループはありました。
けれどもその構成人数は、今と比べれば桁が違うように感じます。
沢山の数の友人がいるというのは、「数字的」に見れば
安心するかもしれません。けれども、たったひとりでも良いから
本当に気持ちを分かち合えるような友達がいる方が、
お互いに幸せになれるのではないか、とも思うのです。

(日本経済新聞2020年4月27日月曜日夕刊)
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