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silent airport policy [日々の暮らし]

ロンドン滞在中、目からうろこだったことがありました。
それは「英語が完全に聞き取れない」ということでした。

まがりなりにもこの仕事をしているので、
自分では英語のリスニング力はあると、それこそ(!)
内心タカをくくっていたのでしょう。でも世の中そう
甘くはありません。私が親しんでいるのは、正統派英語、
つまりニュースキャスターや特派員が練りに練った文章を
きちんと読み上げたもの「だけ」だったのです。

口語英語、ロンドンの街中で聞こえてくるおしゃべり、
ホテルやショップなどでのやりとりで苦心したのは、
超速かつ聞き慣れない表現の英語でした。
移民や他国からの旅行客が話す英語も「??」でしたねえ。

でも考えてみれば、NHKアナウンサーが話す日本語と、
テレビのバラエティ番組内で飛び交う日本語、
あるいは電車内の若者が話すものは大いに異なります。
当たり前です。ロンドンで私は一瞬
「うーん、通訳業を自分はしているけれど、
やっぱり大したことないのかも」と思いました。けれども
それはさほど気にするほどのものでもないと
開き直った(!)のでした。落ち込んだところで
余計辛くなるだけですし。

ところでことばの話が出たので「音」について少々。

ロンドン・シティ空港ではsilent airport policyを
導入しています。これはアナウンスを極力なくし、
静かな環境を保つというものです。

https://www.londoncityairport.com/silent-airport-policy

私は、自分の耳の構造ゆえなのか、あるいは英語の仕事を
しているからか、ついつい音に敏感になってしまいます。
電車内のアナウンスやエスカレーター、エレベーターの
自動音声など耳障りに感じてしまうのですね。よって、
こうした静かな雰囲気は本当にうらやましいと感じました。

詳しくはこちらもどうぞ:

https://www.vanemag.com/travel-healthy/airport-wellness-trend-silent-airports/
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