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5分で切り替え [日々の暮らし]

確か明治大学・齋藤孝先生の著書だったと思います。
テスト問題で「5分考えてもわからなかった答えを見て良い」
という記述がありました。

なぜ5分なのでしょうか?

それは、そこまで考え抜いたところで答えが出てこないので
あれば、それ以上考えても時間がもったいないからです。
むしろさっさと答えや解説を見て、知らない知識を
補った方が効率的ということなのですね。
なるほど、と思います。

これは試験問題以外でも応用できます。

たとえば「悩みごと」。

辛いときなどついついあれこれ考えすぎてしまい、
余計泥沼化しかねません。
あーでもない、こーでもないと思い悩んだところで、
にっちもさっちもいかないことというのは
つきものだからです。

せめてノートに問題を書き出して頭の中を
整理整頓すれば、すっきりするかもしれません。
けれども自分なりに解決策や対策を立てたところで、
やはり前進できないということはありうるのですよね。

よって、悩む時間もたとえば5分なら5分と決めて、
その間は必死に考える。でもその時間を過ぎたら
一歩下がって客観的になる方が精神衛生上良いように
思います。

ちなみに日常生活の中でのイライラ仕様でもう一つ
挙げられるのがデジタル関連です。
今や有線ではなく、Bluetoothなどの無線に
なっていますよね。他の部屋にあるPCからプリンタに
接続コード無しでも印刷することもできます。

ところが何らかの理由でコマンドがきかないことがあります。
「あれ?印刷ボタン押したのに印刷できない~~~」
という状況です。

こういうときの心境というのはたいていこんな感じです:

「この間はできたのに、どーして今日はダメなの?」

つまり、以前の成功体験が土台となり、「絶対今回も
大丈夫」という根拠のない(?)確信があるからこそ、余計
イラっとしてしまうのでしょう。
プリンタだけでなく、無線WIFIなども同様です。

私など自分が元々デジタルに弱いこともあり、また、
イギリス時代に「券売機は壊れていて当たり前」
「電車が遅延するのは日常茶飯事」などなど経験しているため、
「物事が機能しなくても驚かない体質」になりました。

つまり、「デジタル機器は絶対に不具合など起こさない」と
思ってしまうから、かえって辛くなるのです。

だからこそ、ことデジタル関連で私は「5分自分なりに
取り組んでダメだったら諦める」と言い聞かせています。
印刷ができないなら手書きで乗り切る、職場のPCから
印刷するなど、代替案はいくらでもあります。
それでもだめなら専門業者に見てもらう方が
ストレスは少なくなると感じています。

とにもかくにも悩んだりイライラしたりすることは
最大の時間ドロボーです。自分なりの制限時間を設けて
気分を切り替えたいと思っています。
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