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News intro [日々の暮らし]

日本のニュースと海外のニュースの違いには
色々とあります。たとえば日本のプライムタイムの場合、
キャスターや解説者などが複数出演し、
スタジオのセットもアットホームな雰囲気です。

一方、私が子どもの頃は「ニュース=怖いイメージ」でした。
キャスターは常に男性。横に座る女性は
自らを「アシスタントの〇〇です」と自己紹介する、
そんな時代だったのです。キャスターたちに笑顔はなく、
いたって真面目な番組という印象でした。

そう考えると、今の日本のニュース番組(特に夜)は
どちらかと言うと、柔らかめです。

そのような発想から日本と海外のニュースを比べてみると、
いくつかの気づきがありました。

最近注目しているのが「テーマ音楽」。

日本の夜ニュースの場合、イントロ音楽は
穏やかなメロディであり、決して
おどろおどろしくはありません。
どちらかと言えば曲調も「長調」です。

一方、BBCやCNNなどのテーマ音楽は
淡々としています。雰囲気的には「短調」の音色です。
CBS Evening Newsはその点、ポジティブなサウンド
だと思います。

気になったので調べてみると、ニュースのイントロ曲ばかり
集めた動画がYou Tubeでありました。
Bintro.さんという方がまとめています。

https://www.youtube.com/user/Bintro1

Bintro.さんのいわば自己紹介動画なのですが、
クラブミュージックのコンピレーションのような感じ。
Zeddを思い出します。かっこいいです。

たとえばこちらはBBCニュースの1954年から2015年までの曲:

https://www.youtube.com/watch?v=x5PUlWS8g14

時代を感じさせる音色です。私にとっては幼少期に親しんだ曲、
留学時代、BBC勤務時代など、それぞれの時代を思い起こさせる
メロディばかりです。BBCのニュースイントロが
大幅に変わったのは1999年。日本語部で放送通訳をしていたときでした。
以来、BBCはこのDavid Lowe作曲をアレンジし続けながら用いています。
時報のようなサウンドが特徴です。

次はヨーロッパ各国の2016年ニュース・イントロ。
近年のBBCのグラフィックスとよく似た映像です。
国名・曲名があり、分かりやすい動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=eyCDagFLW3M

一方、The Personとおっしゃる方がYou Tubeでまとめた
イギリスITN Newsの1965年から2017年イントロはこちら:

https://www.youtube.com/watch?v=ir2_u50I8Ck

基本メロディは同じですが、アレンジが加えられているのが
分かります。そしておなじみのビッグベンも。

私自身は「ニュースとは真面目なものであるべき」という考えです。
よって、バラエティ化するよりは、淡々と読み上げるタイプが
好きですね。イントロ曲も番組のアイデンティティですので、
むやみに変えずにいる方が好みです。イギリスを旅行した際、
ホテルのテレビでおなじみの曲を聴くとホッとします。
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