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鉄看板 [英語]

東京のオリンピック開催が決まった際、キーワードと
なったのが「おもてなし」。以来、「おもてなし通訳」
「ホスピタリティ」など、外国の方をお迎えする上で
いかに私たち受け入れ側が歓迎をしていくかが注目
されています。

とりわけ最近は自動翻訳通訳機の性能も大幅に上がりましたし、
無料WIFIやクレジットカード支払いの整備なども
整いつつあります。外国の方が日本で快適に過ごして欲しいと
私も願っています。

その一方で、個人的に改善してほしいなあというものが
あります。街中の「塗装」です。

たとえば道路上の描かれているペンキの表示がありますよね。
横断歩道の白ペンキや制限速度、斜線の矢印などです。
経年劣化してしまうのは仕方ないのかもしれません。
でも道路上にかすれたままになっているのを見ると、
安全面からしても塗り直した方が良いのではと感じます。
特に優先すべきは横断歩道。「横断歩道で自動車は
歩行者のために止まる」ということがPRされていますので、
ぜひとも塗り直しが進むことを願っています。

もう一つは、鉄製の看板やグッズのサビの塗り直しです。
公園内のごみ箱や注意喚起看板など、鉄でできたものが
ありますよね。鉄という素材ゆえ致し方ないのでしょうけれども、
雨風にさらされていくにつれて角や端がどんどん
さびてペンキがはがれていってしまうのです。
そこに書かれている文字もかすれています。
これを見るたびに何となく荒んでしまった印象を私は
受けてしまうのですね。

見慣れてしまうとつい「風景の一部」と化してしまいます。
けれどもせっかく五輪でおもてなしをするのですから、
こうしたささやかな部分からも見直しをして、
美しくおもてなししては感じます。

ところで鉄は英語でiron。語源はケルト語ないしはゲルマン語と
辞書には出ています。化学記号はFe。こちらは
ラテン語のferrumから来ています。

一方、「サビ」は英語でrust。トランプ大統領が
「ラストベルト(rustbelt)」ということばを
よく口にしています。アメリカではかつて鉄鋼業が盛んでしたが、
それが斜陽化してしまった地域があります。中西部や北東部地域です。
このエリアをrustbeltと呼んでいます。
そろそろ大統領選挙も気になるところ。またラストベルトという語が
マスコミでも頻繁に出てくることでしょう。
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