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JACI(日本会議通訳者協会)掲載 [掲載]

連載中の「放送通訳の世界」を更新しました。
今月は第10回「因数分解したい」というタイトルです。

https://www.japan-interpreters.org/news/broadcast-shibahara10/

よろしくお願いいたします!
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「もらわない」という選択 [日々の暮らし]

エッセイストで「暮しの手帖」の元編集長・松浦弥太郎さんの
本を以前読んだとき、とても共感する記述がありました。
松浦さんご自身が街頭で配られるティッシュを
決してもらわないというくだりでした。

松浦さんはシンプルな生活を丁寧に手掛けておられ、
それを信条とされています。おそらくご本人の美的哲学として
ポケットティッシュを渡されても手になさらないのだと
思われます。私など当時はついついもらってしまって
いたのですが、その文章に自らの行動を反省したのでした。

先日のこと、出張でビジネスホテルに泊まりました。
日本のホテルは海外と比べると、実にたくさんの
アメニティがありますよね。ヘアブラシ、髭剃り、
コットンに綿棒、シャワーキャップなどなど、
いずれもご自由にお持ち帰りくださいという類の品々です。

けれどもその日私は松浦さんの生き方をふと思い出したのです。
そして自問自答しました。

今、我が家で不足している品がこの中にある?
これらのアイテムで私の好みに合うものはある?

もしこの二つの問い両方にイエスと答えられるのであれば、
持って帰ろうと思いました。

そして改めて考えた結果、答えは「ノー」だったのです。
ブラシやヘアゴムなどは、その場でありがたく使うだけに
とどめ、他のものは持ち帰ることをやめました。

ちなみに歯磨きセットは2つ置いてあります。
一つをスペアとして「来客時のために」と
理由づけて頂くこともできたでしょう。でもそもそも
我が家には宿泊する来客がほとんどいません。
ですので歯磨きセットも不要ということになります。

日本茶やコーヒーなども同様です。たいていのホテルでは
2つずつ置いてあります。「一つ飲んでみたら
とてもおいしかった。だからもう一つも持ち帰って
家で飲みたい」というのであれば持ち帰っても良しと
したのです。

このような自分なりの哲学があっても良いと思います。
もちろん、この基準は人それぞれ。私の場合、
あくまでもモノを増やしたくないのですね。
今後はこの考え方で進めたいと思っています。
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