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歴史から学ぶ [日々の暮らし]

あと数週間で2018年も終わります。そして2019年最大の
変化と言えば、アメリカの議会でしょう。下院では
民主党が過半数を先の中間選挙で獲得しました。
トランプ大統領にとってはねじれ議会となります。
一筋縄で法案を可決させるわけにはいかなくなるでしょう。

さらに、忠実な部下とみなしていた側近らが相次いで
司法取引をしたことで、様々な事件が明るみになりつつあります。
個人的にはXデーが近いのではと感じます。

トランプ政権が誕生してからたびたび思い起こすのが、
これまでの歴史上の人物です。いわゆる独裁者と言われる
人たちは何を考え、どういった行動に出てきたのか、私なりに
この2年間、本を読んだり考えたりしてきました。
ここ1,2年の間にはスターリンやヒトラーを描いた映画も
公開されており、学びの場はたくさんありました。

ちなみにこのブログをお読みの皆さんは「12月16日」が
歴史的に大きな意味を持つことをご存知でしょうか?。
1989年に起きたルーマニア革命です。

そのころの東ヨーロッパでは共産党政府が相次いで倒れていました。
ルーマニアで当時トップを務めていたのがチャウシェスク大統領です。
独裁政権でした。

12月16日。国民の多くが独裁政権への不満を爆発させました。
抗議行動に出るも、政権によって抑圧され流血の事態となります。
一方の大統領夫妻は国民の貧困をよそに国費を私的に流用し、
豪華三昧でした。そうしたことがさらに国民の反発を招き、
とうとう大統領夫妻は逃亡、簡易裁判で死刑判決となり、
あっけなく銃殺されたのでした。89年12月25日、奇しくも
クリスマス当日でした。

私は自分に予知能力があるとは思っていませんが、何か今後数週間以内に
大きな動きが世界ではあるのではないかとも感じています。
たとえ突発的に生じなくても、じわりじわりと世界は
変わっていくような気がしています。

古代の哲学者たちは「歴史から学べ」と唱えます。
私たち自身、歴史を謙虚に学び、それを次世代の良きことへと
つなげる義務があると感じます。

https://www.youtube.com/watch?v=203aMwhOlS4

このレポートをしているフィリップス記者は、私がBBCで
働いていた90年代後半、BBC World Newsの特派員を
務めていました。
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