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ああ、大失敗! [英語]

放送通訳現場ではヒヤリとすることが結構あります。
訳語が思いつかなかった、誤訳をしてしまった、
自分では正しく言ったつもりがトンチンカンなことばだった、
などなどです。たとえば以前、アメリカ大統領選挙の
ニュースに出てきたgrassroots movement(草の根運動)の
「くさ」を「さ」ではなく「さ行最後の平仮名」にしてしまったことが
あります。かと思うとイルカとアザラシを間違えたり、
腎臓と肝臓がごっちゃになったりという具合です。
初歩の初歩を間違えると、本当に赤面ものです。
でも人間は機械ではないので、間違えてしまうのですよね。
そのたびに猛省し、二度と同じミスはするまいと
心に誓います。

失敗でもう一つ思い出したことがあります。
通訳ではありません。学生の頃、駅での出来事です。

駅の階段を降りる際、1段おきに降りる人がいますよね。
ポン、ポン、ポンとリズミカルにかけおりる状態です。
私は元々せっかちで、当時から階段は小走りで駆け降りて
いました。1段おきに降りる人を見て、「お~、あれは
効率的!私もやってみよう」と思い立ち、ある日
実行してみたのです。

ところが大失敗!うまく階段に足を乗せられず、
ずるっと滑ってしまい、転んでしまったのでした。
幸い打ちどころも悪くなく、大したことはなかったのですが、
自分としてはものすごく恥ずかしかったですね。

でも何となく「できないこと」が悔しいので、その後も
トライしようかと考えました。でもやはり失敗するのが
怖くて、結局あれ以来実践していません。
器用さの問題でしょうか・・・。

ちなみに「一段おきに階段をのぼる」は英語で
climb stairs two at a timeと言います。
double-steppingとも言うようです。

http://sweatscience.com/climbing-stairs-every-step-or-every-other-step/
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コメントのお礼 [日々の暮らし]

いつも当ブログをお読みくださりありがとうございます。
仕事の話題から日々の何気ない気づきまで、とりとめのない拙文を
読んでくださいますこと、心より御礼申し上げます。

以前もお書きしたのですが、本ブログはコメント欄が非公開と
なっております。これは頂いたコメントおひとつおひとつに
画面上でお答えすることが残念ながら時間的に叶わないためです。

コメント欄は確実に拝読しておりますので、もし直接私と連絡を
とりたいと思われましたら、お手数ですがコメント欄に皆様のご連絡先を
お書きいただければ幸いです。

いつもありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

柴原 早苗



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convertible [英語]

通訳の勉強をしていたころ、「へえ~」と妙に
印象に残った単語があります。convertibleです。
日本語では「オープンカー」と訳します。
スポーツカーなどで屋根がないタイプがありますよね。
あれをconvertibleと言うのです。オープンカー自体は
和製英語ですので、そのままでは通じません。
convertibleの語源はconvert(変える)と-ible(~できる。
-ableと同じ)から成り立っています。さらにconvertを
分解すれば、con-(共に)+-vert(向きを変える)です。

ところでスポーツカーで思い出すことがあります。
私が幼少期のころ、自宅はロンドン郊外の村にありました。
最寄りのバス停から家まで10分近くもかかり、
通学も買い物も至極不便な場所でした。
イギリスでは小学校高学年まで親の送迎が必要です。
朝は父が仕事に出かけるついでに私を送ってくれましたが、
帰りは自力で帰るしかありませんでした。当時母は免許を
持っていなかったのです。

あまりにも日常生活が大変なため、母は車の練習を
始めたのですが、なかなか合格できませんでした。
イギリスの免許は教習所ではなく、いきなり路上教習です。
何度受けてもあと一歩というところで不合格だったそうです。

ある日のこと、我が家に突然スポーツカーがやってきました。
母が合格したら乗るためです。母としては、まずは「道具」を入手して、
そこから逆算して何としても合格するという思いだったのでしょう。
購入したのはMG Midgetという真っ赤なスポーツカーでオープンタイプ、
つまりconvertibleでした。それで運が巡ってきたのか、
免許も無事取得したのでした。

スポーツカーでもう一つ。
最近、実家の父が車を買い替えました。
年齢的にはそれこそ免許返納の世代なのですが、
今まで乗っていた車がだいぶ古くなり、何とマツダの
ロードスターを購入したのです。車高の低い二人乗り。
しかも鮮やかなブルーです。本人は大満足でよく乗っています。
傘寿を超えている父ですが、私も一度きりの人生を
こうしてエンジョイしたいなあと感じています。
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偶然のつながり [日々の暮らし]

紙媒体物が好きで、駅のラックにあるフリーペーパーを
よくいただいては眺めています。私が利用する東京メトロには
ビルボードライブの冊子も置いてあり、東京および大阪で
行われるライブ公演の紹介が出ています。ほとんどの公演は
夜なので、早朝シフトの私にとってはなかなか行く機会が
ないのですが・・・。

ところが何と冊子の後ろの方に興味深い公演情報を発見!
読むと、ポップスとクラシック音楽のコラボのようです。
出演者は八神純子さんやNOKKOさん、福原美穂さんなど
錚々たるメンバーです。日本を代表するアーティストと
東京フィルハーモニー交響楽団が同じ舞台に立つ。それだけでも
貴重な機会だと思います。早速購入しました!
詳細はコチラ:

http://billboard-cc.com/classics/bbcf2018-tokyo/

もともと八神純子さんの舞台はいつか見てみたいと思って
いたので、それだけでも当日が楽しみなのですが、
このチケットを購入後、NHKのEテレで八神さんのインタビュー番組を
偶然見ることもできました。アメリカを拠点に
暮らしている八神さんですが、東日本大震災の復興支援活動を
おこなったり、自力で日本各地を周りコンサートをしたりと
今なおエネルギッシュに活躍中です。エージェントに属さず、
自分ですべて行っているという様子を知り、私も
たくさんの元気を八神さんからいただきました。

福原美穂さんはデビュー前の中学3年生の時にマライア・キャリーの
曲を歌ったことで話題になりましたよね。

https://www.youtube.com/watch?v=JchFJXEnOus

たまたま手に取った冊子がきっかけとなり、
テレビ番組も見ることができ、こうした偶然のつながりを
幸せに感じます。公演はいよいよ明日24日。
今からワクワクしています。
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motivate [英語]

「学び」に対してどのようなスタンスで臨むのか、
これは人それぞれだと私は感じます。たとえば私の場合、
スポーツクラブではもっぱらスタジオレッスンに参加しており、
マシンジムは全く使っていません。
「せっかく高い会費を払っているんだから、
プールやマシン、サウナなどフルに使えばよいのに」と
友達からは言われます。けれども私にとってはスタジオだけで
十分元はとれていると思うのですね。

人の価値基準は人それぞれです。よって英語学習も「独学が好き」と
言う人もいれば、「通学の方が自分に合っている」という学習者も
います。それぞれ長所短所がありますよね。自分のペースで
できることが独学の長所である一方、先生や仲間から
刺激を受けられるというのが通学のメリットです。

以前教えていたクラスで、興味深いことを受講生から聞きました。
その教室には毎回、素敵なデザインのシャツを着てくるクラスメートが
いたのですが、「今週はどんな柄を着てくるかな?」と思いながら通学するのが
楽しみだと言うのです。これも立派なモチベーションになりますよね。

私もジムでは「今日のイントラさんはどんなトークをするかな?」
「オシャレなあのメンバーさんは今日、どういうウェアを
着て来るかしら?」と思いながら参加しています。そうした
楽しみを抱きつつ、レッスンに出るのですね。体を思い切り
動かすことでストレスを発散すれば血のめぐりも良くなり、汗もかいて
ダイエットにも貢献して(?)帰宅できます。良いことづくめです。

学びの動機づけというのは、どのようなことでも良いと私は
思います。大事なのは継続なのです。

ちなみにmotivateという単語は比較的新しいようで、初出は
1885年だそうです。motive(動機)と-ate(~させる)が
組み合わさった単語です。「ジーニアス大英和辞典」によると、
南アフリカ英語では「説明する、証明する」という意味もあるそうです。
「オックスフォード新英英辞典」には南ア用法として
"Applicants must appear before an administrative body to motivate their application
for the license."という例文がありました。
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NHK「世界へ発信!英語術」掲載 [掲載]

9月21日金曜日の翻訳・解説を担当いたしました。
「ホームレスへの寄付 私的流用で物議」というニュースです。
お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n180921.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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旅切手 [日々の暮らし]

手紙を書くことが好きで、切手やはがき、レターセット、
風景印など、「手紙に付随するもの」にも関心があります。

たとえば切手シート。
最近はテーマごとに10枚の切手が一シートとなり、
販売されています。先日私が購入したのは「My旅切手シリーズ
第4集 九州」でした。郵便局のカウンターにちょうど
見本が置いてあり、素敵な絵柄なので買うことにしたのです。
ちょうど見本の隣には販促用のシートも置いてありました。
原画作者のお名前や制作秘話なども出ています。

九州は私にとってさほど馴染みのある場所とは言えません。
高校時代の修学旅行は柳川・長崎でしたが、仲間との
おしゃべりの方が楽しく、名所旧跡を「かすった」程度に
とどまりました。一方、東南アジア青年の船では佐賀にて
ホームステイをしましたが、そこもわずか1泊二日。
出張で福岡と熊本県に行ったことがありますが、
仕事でしたので観光はできなかったのです。

ゆえに切手で旅ができるというのも切手の魅力だと
私は感じています。今回買ったシートを見てみると、
風景もあれば「白くま」「マンゴー」などの絵もあります。
ちなみにオリジナルデザインはこちら:

https://yu-bin.jp/kitte/0099/

うーん、でもできれば「何県何市」の名所なのかまで
説明があればうれしいなあと思います。
もっとも今の時代、ネットで調べればすぐわかるの
ですけれどもね。ハイ、面倒がらずに一つ一つ調べてみます!
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色の効用 [日々の暮らし]

最近ふとしたきっかけから「黄色」に注目しています。
もともと私は家の中のインテリアなど、できるだけ
ニュートラルにしたかったので、これまであまり
色を加えることはありませんでした。白や黒、
ベージュにウッド調など無難な色でまとめていたのですね。
それはそれで落ち着いた感があり、気に入っていました。

ところが街中などで黄色の洋服などを見るにつけ、
うーん、明るい色も良いなあと思い始めたのです。
ただ、以前黄色いTシャツを購入したのですが、
自分の顔の肌色と合わず、黄色いトップスに関しては
敬遠していたのでした。ですので、今回の
マイ「黄色」ブームも洋服ではなく、小物などで
選ぶようにしています。

たとえば持ち歩くラジオのイヤホン。
今までは黒いイヤホンを使っていました。
ところが自宅のPC用にもイヤホンが必要となり、
あえて同一型の黄色を選んでみたのです。
なかなか明るい色で元気が出る感じがします。
そこでその黄色いイヤホンを、ラジオの黒イヤホンと
差し替えてみました。

これがまた実によかったのです。と言いますのも、
ラジオはバッグのポケットにいつも入っており、
そのポケットには他にもハンドクリームや
ハンカチなども入っています。パッとポケットを
開いた際、黄色だと実に目立つのですね。これならすぐに
ラジオをポケットから引っ張り出せます。
まさに私にとっては「時短カラー」となったのでした。

ちなみになぜラジオ(しかも旧式のAM・FMラジオ!)を
持ち歩いているかと言えば、東日本大震災が
きっかけです。もしスマートフォンや携帯のバッテリーが切れても、
ラジオ電波さえ入れば情報は入手できるのです。
東京近郊ではたくさんのラジオ局が入り、それを
あれこれダイヤルを回しながら聞くのも楽しいものです。
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どこでも同通 [仕事]

勉強をする際、その人その人によって快適な環境が
ありますよね。私は図書館のように完全な静寂は苦手で、
カフェぐらいの騒音がある方がはかどります。
ただ、あまりにもうるさいとこれまた集中できません。
そのような時はヘッドホンをしてラジオのホワイトノイズを
流します。これが私にとっては勉強スイッチとなり、
かなり集中できます。ザーッという音だけなのですが、
なぜだかはかどるのですね。不思議なものです。

理想としては自宅の書斎にある机に向かって勉強すること
なのですが、必ずしもそれがベストとは限りません。
自宅にいれば訪問販売や電話もありますし、やり残している
家事が気になります。また、なかなか乗り気でないときは、
ついつい家事に「逃げる」こともあるのです。
こうなってしまうと、せっかく一日在宅だったのに
仕事は何一つ進まず(でも家はキレイ)となりかねないのです。
悩ましいところです。

通訳の勉強の場合、語彙力を増やしたり、大量の文章を
読んだり、リスニングやスピーキングに励んだりと
やるべき課題はたくさんあります。特に私の場合、
数日間同時通訳をやらないとあっという間にさび付きます。
よって、声を出す、同時通訳に必要な瞬発力を練習するなど、
自分なりに課題としているものがあります。

最近は放送通訳で英日の一方通行が増えていることもあり、
たまに会議通訳やビジネス通訳などで日英通訳をする場合、
念には念を入れて練習せねばなりません。

そこで編み出した方法が「どこでも同通」。聞こえてきたものを
片っ端から日英にしていくという方法です。
車内アナウンスの日本語を英語に直したり、
テレビの番組の日本語も英訳したりという具合です。
いずれも同時通訳にトライします。

先日のこと。とある講演会に出かけたのですが、いざ
参加してみたところ、私が予想していたものと違う内容でした。
うーん、90分聞き続けるのは辛いなあと思っていたものの、
途中退出も憚られました。そこで90分間、ひたすら日英の同通を
頭の中でしていたのでした。かな~~りきつかったですが、
終了時間をイライラしながら待つよりも生産的と
割り切ることで、何とか切り抜けました。

物は考えよう。時間は使いよう。
いつでもどこでも同通で、研鑽していきたいと思っています。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第365回がアップされました。
タイトルは『好奇心こそ原動力』、
書籍紹介では「訳せない日本語~日本人の言葉と心~」
(大來尚順著、アルファポリス、2017年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/13490.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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