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コラム更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第361回がアップされました。
タイトルは『好奇心さえあれば』、
書籍紹介では「大人の語彙力ノート」(齋藤孝著、
SBクリエイティブ、2017年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/361.html

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第182回はhang one's hat on ... というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/english/housou/182.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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掲載のお知らせ [掲載]

このたび以下のガイド誌に掲載していただきました。

「The Japan Times通訳・翻訳キャリアガイド2019」

http://info.japantimes.co.jp/tsuhon2019/

11ページの「通訳者のお仕事ライフ」というページです。
ご興味がありましたら、ご一読いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

(なお、カテゴリー分類をこれまで「各種連載」としてきましたが、
今後は「掲載」といたします)
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短期記憶 [仕事]

この仕事を始めてから痛感することがあります。
自分の「記憶力」についてです。

通訳訓練法の一つに「リテンション・トレーニング」というものが
あります。retentionとは記憶の「保持」のことです。
ちなみに「聞いた内容をそっくりそのままの言葉で再現する訓練」を
「reproduction訓練」と言います。一方、リテンション訓練の場合、
多少の言い換えがあっても構いません。
要は、文脈を押さえて内容を保持しつつ、
聞いた内容を再現することを言います。
指導書によってはリテンションとリプロダクションが同一だったり
あいまいだったりする部分もあるようです。
いずれにせよ、聞いた内容を忘れてしまっては通訳ができませんので、
記憶力を保持することがこの仕事には求められます。

私は近年、放送通訳業をメインにしています。
番組では途中にコマーシャルが入ります。その直前に
ニュースキャスターがCM後の内容を前触れすることがあります。
私にとって短いCM時間は、その番組後半の下調べのチャンス。
ところが同時通訳をしたばかりなのに、いざCMタイムになるや
「はて、さっき何て予告していたっけ?」となってしまうのです。
ほんの数秒前に自分が訳したことをもう忘れているのですね。

これには参ります。自分の記憶力が加齢とともに退化したかと
焦ります。ただ、他の通訳者に聞いてみると、「ある!ある!」
という答えが少なくありません。今、その瞬間の通訳内容に
集中した結果、すぐ忘れてしまうのは致し方ないのかもしれないのですね。
特に同時通訳の場合、古い内容を保持し続けてしまうと、
今、耳に入ってくる内容に集中できなくなります。

ちなみにそれが私の場合、習慣化したがゆえなのか、
日常生活でもわずか数分前のことを忘れてしまう傾向があります。
たとえば先日のこと。ご飯を炊き、容器に移し替えました。
冷凍する前に少しでも冷ましておこうと蓋をしないまま
台所に放置しておいたのですね。念のためと思い、10分ほど
タイマーはかけておきました。

書斎へ戻り、再び仕事。
10分後にタイマーが鳴りました。台所のタイマーです。
「あれ?なぜ鳴っているのかしら?」と頭は完全に忘却モード。
台所へ行くと、蓋の空いたままのご飯容器が並んでいたのでした。

ちなみにティーバッグを浸しているときも、よくこの展開となります。

・・・だからタイマーは欠かせません、ハイ。
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探偵ごっこ [英語]

あまりの暑さに早朝ウォーキングはお休み状態です。
その代わりとして、時間と気力が許すときは
自転車で近所を一周しています。とにかく猛暑ですので、
まずは体力温存が第一です。体調管理も仕事のうちだからです。

毎日同じルートを巡っていても、発見することは色々とあります。
私はこれを「探偵ごっこ」と呼んでいます。
近所に限らず、どこか見知らぬ土地においても街頭ウォッチングを
楽しんでいるのですね。

たとえばマンションの前を通りがかったとき。
駐車場の車や駐輪してある自転車に注目します。
ワンボックスカーで後部座席がスライドドアの車が多いと、
「小さいお子さんが多いマンションなのかな」と想像します。
自転車も同様です。前後に子どもを乗せるシートがあったり、
電動アシスト自転車であれば、やはりそのマンションには
子育て世代が多いことを意味します。

一方、一軒家の前に今の時期、朝顔の鉢植えがあると
小学校低学年の児童がいるのではと想像します。
そろそろ学期末。鉢植えを持ち帰る時期だからです。

スロープがある家は高齢者がいるお宅。
ロードバイクや後部に大学ステッカーが貼られた自転車がある
アパートは、独身者や学生が多いのでしょう。

名探偵ホームズとは程遠いですが、こうしたウォッチングは
なかなか楽しいと思っています。ちなみにホームズの映画には
"Elementary, my dear! Watson"というセリフがしばしば登場します。
「初歩だよ!ワトソン君」です。
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broth [英語]

先日、「ベジブロス」という言葉を耳にしました。
野菜の皮や種など、普段なら捨ててしまうものをとっておき、
それをまとめて煮てエキスを抽出するというものです。

面白そうなので早速やってみました。
かぼちゃの種やニンジンの皮、ピーマンのヘタや種など
色々と入れてみたのです。沸騰してから煮出すこと数分。
かぼちゃの色がうっすらと付いた煮汁が出来上がりました。

これを元にスープを作ってみたところ、実に美味!
要は野菜ストックができたわけですものね。
ネットで検索すると色々とヒットしました。

以来、私は定期的にベジブロスを作っており、
出来上がった煮汁をジップロックに入れて冷凍しています。
忙しい平日は朝のうちにこれを冷蔵室へ移して解凍。
帰宅後にお鍋に放り込んで煮出せばあっという間にスープができます。

ちなみにbrothは古高地ドイツ語brodと同じ語源です。
関連語としてはbrewがあります。brewは「煎じる、
ビールなどを醸造する」という意味です。
なお、日本語の「ブイヨン」は英語でbouillonと書きます。
これはフランス語のbouillir(煮る)から来ています。
一方、Scotch broth(スコッチスープ)とは、
羊肉ないし牛肉に野菜と大麦を合わせた濃厚なスープのことです。

https://www.bbc.com/food/recipes/bikers_scotch_broth_91406

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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第360回がアップされました。
タイトルは『学びは意外なところに』、
書籍紹介では「隣人、それから。38度線の北」(初沢亜利著、
徳間書店、2018年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/360.html

掲載元のサイト・メンテナンスのため、数週間
お休みをいただきました。今週分より復活です。
よろしくお願いいたします!
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夏の文庫本キャンペーン [日々の暮らし]

私にとって夏の楽しみの一つに「文庫本キャンペーン」があります。
「新潮文庫の100冊」という冊子をご覧になったことも多いのでは
ないでしょうか。

調べたところ、このキャンペーンは1976年から始まったそうです。
イメージキャラクターとしてパンダが使われたことも
ありました。「パンダのYonda?」という名前のようです。
また、私はずいぶん前に100冊キャンペーンの一環でクーポンを集めて
応募したことがあります。頂いたオレンジ色のポーチは
今でも我が家で現役です。

100冊を紹介する冊子は、毎年書店で頂いては眺めています。
年々、取り上げられる本が変わりつつあることがわかります。

80年代は夏目漱石や芥川龍之介、川端康成、森鴎外に
武者小路実篤などが常に載っていました。
しかし、今年の冊子を見てみると、武者小路実篤や井上靖、
壷井栄などの名前がありません。私にとっては
あまりなじみのない作家の名前の方が
目立つように思います。ただ、私自身が
小説を最近読んでいないから識別できないということも大きいでしょう。

気になったので、集英社文庫と角川文庫の冊子もいただいてみました。
この3冊子を比べたところ、すべてに取り上げられていた作家は
以下の通りです:

赤川次郎、朝井リョウ、荻原浩、太宰治、辻村深月、夏目漱石、
畠中恵、原田マハ、湊かなえ、宮部みゆき、米澤穂信、サンテグジュペリ

この中で故人は太宰治、夏目漱石とサンテグジュペリだけです。
また、この三者は全冊子とも同じ書籍が紹介されていました。
太宰の「人間失格」、漱石の「こころ」、サンテグジュペリの
「星の王子さま」です。

「星の王子さま」は出版社により、翻訳者も異なるのですよね。
新潮文庫は河野万里子、角川文庫は管啓次郎、集英社は池澤夏樹です。
ちなみに今年はどの冊子にもシェイクスピアが掲載されていませんでした。

個人的に好感を抱いた冊子は集英社文庫。
作家の名前に読み仮名が振ってあります。米澤穂信さんを
「よねざわほのぶ」さんとお読みすることを初めて知りました。

キャンペーン冊子は今、どの書店でも入手できると思います。
夏の読書のお供にぜひ。
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世界観 [英語]

トランプ大統領が世界の国々に対してどのような発言を
してきたかが以下のページにまとめられています。
興味深い内容です。

https://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-39732845
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advertiser [英語]

スマホ全盛期の今、電車の乗降客を見てみると、
その多くがスマホを手にしたまま車内に乗り込んできます。
電車とホームの隙間に落ちないように、その瞬間だけは
頭を少し上げますが、車内に入ればそのままスマホの画面を
見入っているのですね。座っている乗客の多くもやはり
スマホのスクリーンを見つめています。

こうなると、車内広告もいずれは減っていくのではと感じます。
誰も見ない広告なのに、高い広告費用を払ったところで
費用対効果が少ないからです。

一方、私は世の中の流れを知るうえで、広告は大いに参考にしています。
たとえば最近よく目に入ってくるのは、大学のオープンキャンパスの広告や
脱毛広告、人材派遣会社などです。数か月前は英語学校のものが
多かったですね。新しい年を機に英語を始めようという人向けの
ものだったのでしょう。今、脱毛やダイエット広告が多いのは、
夏で薄着になるからというのも頷けます。

ところで日経新聞の月曜朝刊には、経済週刊誌が最新号の
広告を出しています。最近特集としてよく出ているのが
AIやプログラミングについてです。以前は子どもの英語教育が
大きなテーマでしたが、最近はそれを上回る勢いで
子どものプログラミング教育が話題になっています。

かつて「英語ができれば年収〇〇円アップ」などと言われましたが、
これからの時代はプログラミングや理系の知識がないと
出世できなくなるのかしらと感じてしまいます。

ところで英語のadvertisementは辞書の発音記号を見ると
2種類あります。アメリカ英語は頭のaにアクセントが、
イギリス英語はverに強勢が置かれます。しかも発音は
「アドヴァーティスメント」です。かつて幼少期に暮らした
ロンドン南部の町Croydonには、地元発行の新聞がありました。
紙名はCroydon Advertiserです。新聞名にadvertiserを付けるものは
他にもあるようで、The Honolulu Star-Advertiser、
The Daily Advertiser(オーストラリア)などがあります。
日本でも昔、The Japan Advertiserという新聞があったのですが、
1940年にジャパン・タイムズに吸収合併されています。
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先頭車両 [英語]

日ごろはA駅からB駅まで乗る際、最短の時間を狙っています。
ですので、階段や出口の近くなどの車両をどうしても選んでしまいます。
けれども時間に余裕のあるときは、電車の一番前の車両に乗ります。
横に流れる景色とは異なり、正面から目に入る光景が新鮮に写るからです。

先日は新宿から四ツ谷駅までの5分間、先頭車両に乗りました。
地図上では代々木駅を過ぎると大きく左にカーブするのは
わかっていました。けれども普段乗っているときはあまり
実感していなかったのですね。先頭車両にいざ陣取ってみると、
非常に左カーブがきついことがわかりました。

千駄ヶ谷、信濃町を過ぎるとあっという間に四ツ谷駅です。
今までは全く気付かなかったのですが、沿線には緑が
たくさんありました。左手の新宿御苑はもちろんのこと、
線路脇フェンスの周りにも樹木が生い茂っています。ホッとする光景です。

右側に目をやると、五輪に向けて建設中のスタジアムがあります。
大型クレーンが何本も立ち並んでいます。
あと数年で完成と思うとワクワクしますよね。

ところで英語のtrainにはいろいろな意味があります。
珍しいものでは「流星の跡、彗星の尾」や「事件の余波」
「推理の過程」などもあります。trainfulは「列車一杯」、
train wreck(列車衝突事故、目も当てられない惨状)、
リーダーズプラスにはtrain pirate(車内盗)なども
見つかりました。
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