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ギアチェンジ [仕事]

通訳の仕事というのは、極度の緊張を強いられます。
長年続けていればだいぶ「場慣れ」はしてくるものの、
やはりいつになっても私の場合、マイクのスイッチを入れる瞬間は
とても緊張します。もちろん、当日までも予習三昧となりますので、
常にテンションが高い状態となってしまいます。
行きつけの鍼灸院へ行くたびに「背中が鉄板のようです」と
言われるほどです。

業務を終えて一息つきながら自宅へ帰宅しても、
なぜか緊張感が抜けきらないこともあります。
息が浅かったり、頭から腰にかけて、とりわけ
首や肩甲骨付近が極端に堅くなっているのですね。
自宅の扉を開ける前までに首をほぐしたり、
呼吸を整えたりしなければ、緊張感をそのまま自宅へ
「お土産」として持ち帰ることになります。

それはわかっているのですが、やはりなかなか抜け切れるものでも
ありません(もっとも、私の修行が足りないということなのですが)。
そしてテンションがそのままの状態で夜に玄関のカギを開けた際、
目に入ってくるのはカーテンが開いたままであったり、
洗濯物がベランダに干した状態であったり、ということもあるわけです。

しかもこちらは重い荷物を抱えて買い物袋と共に
マンションの階段をひーこら言いながら上がってきたばかり。
夏場であれば汗が帰宅と当時にドッと噴き出します。
そのようなときに、自宅が整っていないと・・・
はい、その後の展開はおそらくどのご家庭も経験
なさっていることでしょう。

ということで、これまでの10年以上、とにかく
助け合って家事を分担することを家族に繰り返しお願いし続けてきました。

また、それより何より大事なのが、「自分のココロを
限りな~く穏やかにしてから玄関を開けること」と痛感しています。
とにもかくにも「ギアチェンジ」です。
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