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ローリングストック [英語]

買おうかどうか長いこと迷っていた防災グッズセット。
緊急時に必要なグッズが入っています。
ラジオや懐中電灯、非常食に水、ホイッスルなどはその一例です。

ネットや通販広告などでそうしたキットを見るたびに
どうしようかなあと考えていました。と言いますのも、
そうしたセットは決してお手頃価格ではないからです。
そろえるべきアイテムの一覧さえあれば、
自力でそろえることは可能です。

けれども先日、意を決してセットを購入しました。
いつまでたっても自力でリストを入手して買い揃えることが
なかったからでした。

早速届いたセットを開けてみると、実にコンパクトに
防災グッズが入っていました。しかも実用的なガイドブックも
付いています。やはり購入して良かったとしみじみ思いました。

今後はこのセットを基本に、我が家ならではの必需品を
買い足すことになります。さらに大事なのは賞味期限。
ローリングストック法に基づき、日付を確認しなければなりません。
腐らせたりしないように気を付けながら過ごしたいと思います。

ちなみにローリングストックは英語でrolling stockと書きます。
元は鉄道用語で「(鉄道の)車両」という意味です。
色々と調べたところ、どうも防災の話題で使われる「ローリングストック」は
日本独自の用語のようです。名古屋国際センターのHPには
stockpiling foodと出ていました。一方、ローリングストック自体を
「循環備蓄」とあえて日本語で記しているところもあります。
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植物名が歴史の扉を開けてくれた [日々の暮らし]

先日、とあるマンションの前を歩いていたところ、
色々な植物が植えられていることに気づきました。
花や木にラベルが付けられていたのですね。私は
そうした表示を見るのが好きで、その時も注目しながら
歩き続けました。

たくさんの木の中の一つにあったラベルが「シマトネリコ」です。
一瞬、「しま」「とり」「ねこ」と読めてしまったのですが、
シマト「ネ」リコです。漢字で表記すると、「島土禰利古」「島梣」だそうです。

インターネットで調べたところ、「シマ」は沖縄諸島を指します。
シマトネリコは琉球諸島から台湾、インドなどにかけて
分布しているためこの名前のようです。
トネリコ(梣)とはモクセイ科の落葉高木です。木へんに「岑(みね)」
という漢字です。

一方、学名Fraxinus griffithiiのgriffithiiは、インド植物の
研究をしていたW.グリフィスという学者名からとったとあります。
さらに調べてみるとグリフィスとはWilliam Griffith (1810-1845)の
ことで、イギリス出身の医師・植物学者と出ていました。
生まれはサリー州Petersham近くのHam Commonという村です。
地図で調べてみると、ロンドン南西部リッチモンドパークの
端の方に位置していました。

グリフィスはロンドン中心部で外科医の弟子入りをし、
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(夏目漱石が留学した大学)で
医学を修めたそうです。その後、マドラス、ビルマなどで医師として暮らし、
マラッカにて病気で亡くなっています。年齢を計算すると若干35歳です。

19世紀当時のインドと言えば、イギリスが植民地支配を
していたころですよね。当時は「イギリス領インド帝国」と
呼ばれていました。そして歴史は流れ、第二次世界大戦へと至り、
3月下旬に公開される映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから
世界を救った男」でもインドの話が出てきます。
そう考えてみると、歴史がつながっていることを改めて感じます。

たまたま見かけた植木が世界へ歴史へと目を向けさせてくれたのでした。
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Do you know what I mean? [英語]

昨日は携帯電話に関することを書きました。今日はその続きです。

イギリスの電車内では携帯電話利用者の話し声が
目立ちました。その時よく聞こえてきたセリフで
印象的だったのが以下の文章です。

Do you know what I mean?
Do you know what I'm saying?
Do you get it?

特にDo you know what I mean?は本当によく耳にしました。
日本語風に言えば「わかる?」ということなのですが、
特に携帯電話での会話でこのフレーズが頻繁に聞こえてきたのですね。

それで思い出したのが、セレブシェフJamie Oliverの番組。
日本でも毎週水曜日にDlifeで放映されているのですが、
そちらでもジェイミーはよく"Do you know what I mean?"と
カメラに向かって言っています。口癖なのでしょうね。

口癖と言えば、インターネットを検索すると、「聞いてイラっとくる
日本語」といったサイトがいくつもありました。
「てゆーか」「ぶっちゃけ」など色々出ています。
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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第346回がアップされました。
タイトルは『新年度のたびに思い出すこと』、書籍紹介では
「世界鉄道切手夢紀行」(櫻井寛著、日本郵趣出版、2017)を
取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/345.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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路上喫煙と携帯電話 [日々の暮らし]

先日イギリスを旅行した際、日本との違いを感じたのが
路上喫煙と携帯電話マナーでした。

イギリスでは「屋内は禁煙、屋外は喫煙可能」であるため、
歩きたばこが非常に多いのですね。私は幼少期から
たばこの煙が苦手なため、喫煙者が前を歩いていると
息を止めてダッシュで追い抜くのですが、ロンドンでは
特にそれをする必要が何度もありました。日本のように
喫煙所が屋外に設けられていないため、歩きたばこは
致し方ないのでしょう。

もう一つは携帯電話。今回の旅では電車によく乗ったのですが、
車内で大声で話す人が結構いました。2時間近い
長距離列車の旅をした時も、本当にずーーーーっと話して
いましたね。あまりにも長いので計ったところ、
40分連続。ようやく切ってくれてヤレヤレと思いきや、
1分後には別のところへかけて話し続けていました。
それが終点まで続いたのです。

別の時は「あ、今、トンネル通るから切るね」と
切り上げてくれたものの、トンネルを出たらリダイアル
していました。こちらも下車駅までノンストップでした。

もっともイギリスの場合、電話で会話をするために
座席を離れてデッキへ移動してしまえば、
自分の荷物が「不審物」として通報されたり
処分されたりする可能性がありますし、あるいは
盗難ということもあり得ます。よって、日本の基準のように
「そのままデッキへ」というわけにはいかないのでしょう。

日本の場合、車内アナウンスの音量が大きくて私は
苦手なのですが、イギリスでは車内アナウンスのボリュームが
小さい分、余計携帯電話の会話が大きく聞こえたのでした。
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奥が深い副詞 [日々の暮らし]

先日NHKのラジオを聞いていたところ、インタビュー番組が
流れていました。その中でNHKのアナウンサーが「では、〇〇について
ざっくりと説明していただけますか?」とゲストに尋ねていたのです。
これを聞いて、「そういえば『ざっくり』という言葉も
ずいぶん使われているなあ」と思ったのでした。

それがきっかけとなり、調べてみました。

「ざっくり」というのは本来、物を切る様子を表したり(例:ざっくりと割る)、
えぐれた様子を表現したり(ざっくりした傷口)などがあります。
さらに広辞苑によれば、「小石を踏んだり金銭をつかんだりした時の音」
という意味もあるそうです。「編み方や織り方が粗いさま」として
「ざっくりと編んだセーター」という用例も出ていました。

さらに「明鏡国語辞典」を引くと、俗語用法として「大まかであるさま」
と出ています。つまり、現代の日本語で聞かれる「ざっくりと説明する」
「ざっくりととらえる」などは、「大まか」という意味なのですよね。

「ざっくり」は「新明解」によれば「ざくり」の強調表現だそうです。
では「ざくり」の語源はと思い、調べたのですが、今一つ分からずじまいでした。
「新明解」には「『さくっと』の強調形」とあります。
さらに「さくっと」を引くと、「細かくて堅い粒を、音を立てて
すくったりそのかたまりを割ったりする様子。またその音の形容」
とありました。つまりこれらをすべてつなぎ合わせると、
「ざっくり」は元々「音」から生まれた単語と解釈できます。

他にも気になったので「ピッタリ」「はっきり」「しっかり」
「さっぱり」「まったり」などを調べてみたのですが、
唯一漢字表記されていたのは、「しっかり」だけでした。
「確り」「聢り」とあります。ちなみに「聢」は「しか」と読みます。
「しかと頼んだ」の「聢と」です。

それにしても日本語の副詞というのは奥が深いと思います。
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鶺鴒 [日々の暮らし]

数週間前から我が家の近くでかわいい鳥を見かけています。
頭、背中と尾が黒くてスズメより一回り大きく、
尾が長いのが特徴です。何の鳥か気になり調べてみたところ、
どうやらハクセキレイであることがわかりました。
グーグルの検索画面で「冬 鳥 尾が黒い」と入れたところ
ヒットしたのです。画像で確認できるので便利ですよね。

ハクセキレイはMotacilla albaという学名です。
学名というのは世界共通でラテン語で表記されます。
英語や日本語からは想像がつかないところが面白いですよね。

ちなみにハクセキレイは英語でwhite wagtail。
一方、漢字で書くと白鶺鴒。また、セキレイの別名には「石婚(いしくなぎ)」
「庭叩き(にわたたき)」「石叩き(いしたたき)」などがあります。
尾を上下に振ってエサを探すことからこのように言われるのです。

「鶺鴒」の字はいずれもこの鳥を指すためにあてたれたようで、
鶺も鴒も国語辞典には単体として載っていません。唯一掲載されて
いたのは漢和辞典でした。なお、「石叩き」は「石敲(いしたたき)」
とも書きます。「敲」は「推敲」の「敲」での使用しか
思いつかなかったのですが、この字の右側の「攴(ボク)」は
「むち打つ、撃つ、軽くたたく」という意味があるそうです。
「攴」という字は「又(右手の象形)」と「ト(たたく音を表す擬音語)」から
成り立っています。

こうして分析し始めると、どんどん深みにはまっていきます。
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結局は自分の集中力 [日々の暮らし]

静かな環境が好きで、勉強できる場所はどこだろうと
街中でもあちこち探しながら仕事道具を持っては出かけています。
たいていはカフェに入るのですが、図書館を利用することもあります。

一旦ギアが入ればどれだけ騒々しい環境でも集中できるのですが、
その一方で、何かがきっかけとなり集中力が途切れると
挽回が難しいというのが私の習性のようです。
一人っ子で個室がある中、育つことができたのは
本当にありがたいと思うのですが、その分、
音への耐久性が低いと痛感しています。
学生時代、「どれだけ騒がしくても勉強できる」と言っていた友人を
うらやましく思ったこともありました。

目下の私は耳栓と簡易ラジオを持ち歩いています。
耳栓はいわゆるスポンジ型のタイプで、耳の中に入れると
膨らむものです。耳栓も効果があるのですが、ラジオを
耳栓代わりに聞く方が割合としては多いですね。ただ、いかんせん、
ラジオですのでDJのおしゃべりがありますし、好きな音楽だと
ついつい歌詞が気になってしまいます。

そこで本格的なノイズキャンセリングイヤホンを買ったのですが、
何とこれはスマートフォンやBluetoothなどとリンクして初めて
機能が発揮されることを購入後に知りました。どちらも持っていないため、
返品を試みるも不可。うーん、宝の持ち腐れです。

それではと、電池で動くタイプの耳栓を買ったものの、
やはりカフェで隣の席のおしゃべりはしっかり聞こえました。
その他の騒音はシャットアウトする優れものなのですが、
私が求めているのは「話し声の遮断」なのですね。

で、結局立ち返ったのが簡易ラジオ。AFNを付けたままにしたり、
あえて周波数を合わせずにホワイトノイズだけを「ザ~~~~ッ!」と
流したりするなど、静かな環境を求める漂流が続いています。

・・・もっとも、一番大事なのは、どのような場所でもどんな騒音下でも
集中できるように自己を律することなのかもしれません。

というわけで、耳栓・ノイキャンイヤホンの比較をインターネットで延々とするのは
いい加減やめて仕事に戻るべし!迷っている時間が最大の時間泥棒なのですから。
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メニューのこと [日々の暮らし]

先日、いつも通る道を通勤途上に歩いていたところ、
それまであったカフェが閉店していることに気づきました。
競争が激化してきたからかもしれません。
そこを愛用していたお客様にしてみれば残念だったのではと
思いながら、通り過ぎました。私自身はその店舗を利用したことが
なかったのですが、外から見るとメニューもたくさんあり、
グッズなども並んでいて選択に迷ってしまうほど、
バリエーションのあるお店でしたね。

ところでメニューと言えば、最近こう考えることがあります。

「たくさんのメニューを長期間提供する」

「少数のメニューに限定し、その分、新メニューを頻繁に提供する」

どちらがお客様に受けるのかしらと想像してみるのです。
おそらく個人的な好みが大きいとは思うのですが、
レジのところに並んで購入するタイプのお店の場合、
カウンター前であれこれ迷って注文時間が長くなってしまえば、
その分、行列も伸びてしまい回転が悪くなります。
そう考えると、少ないメニューに絞り込み、その代わり
定期的に新しいメニューを提供した方が効率的のように思います。

おそらくこれはマーケティングの観点から分析ができるのでしょうね。
こうして社会の様々な現象を見ては自分なりに仮説を立て、
どうすれば改善するのか、自分ならどのように行動するかを
考えるのが、私にとっては趣味のようになっています。
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講演レポート掲載のお知らせ [各種連載]

過日ISSで行った講演会のレポートがアップされました。

http://blog.issnet.co.jp/?eid=1786

「通訳を仕事にするための勉強法」というタイトルです。
学習法やモチベーションにご興味のある方、
お時間がありましたらご一読いただければ幸いです。
3月13日付のブログです。
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