SSブログ

読み間違え [日々の暮らし]

1月の3が日中に思い立ってPCを新調しました。
それまではデスクトップ型だったのですが、今回はノートPCです。
机周りがすっきりして大いに満足しています。

購入直後はスタート画面やアイコンなどがメーカー出荷時の
ままになっています。そこで数日間かけて自分の操作しやすい様式に
まずは変えていきました。こうした作業で威力を発揮するのが
Yahoo知恵袋などです。本当に助かりました。今では
デスクトップ時代と同じアイコンやスクリーンの色になり、
うれしく思います。

ところで今使っているのはWindows 10なのですが、PCの
スイッチを入れるとまず最初に出てくるのがパスワードの
入力画面です。そこにUserという英単語が出ます。

先日のこと。ニュースでUberとGoogleがアメリカ西海岸で
法廷闘争をしているという話題が出てきました。それを
訳した日から、なぜかこの立ち上げ画面のUserという一語が
Uberに見えてしまうのですね。我ながらおかしくなってしまいます。

ちなみに心理学の用語で「ゲシュタルト崩壊」という言葉が
あります。これは漢字など同じものをじっと見ていると
その漢字字体に見えなくなってしまうという症状です。
語源はドイツ語でGestalt、つまり「かたち」という意味から
来ています。ゲシュタルト崩壊はGestaltzerfallと言います。
小さいころ、同じ漢字をひたすら書き取り練習していた時、
不思議な感覚になったことがありましたが、あれが
ゲシュタルト崩壊だったのでしょうね。

UberとUserは単なる読み間違いなのかもしれませんが、
日常生活でのこうした読み間違いや聞き間違いというのは
面白いなあと改めて思います。
コメント(0) 

誰に似てる? [日々の暮らし]

以前ロンドンへ出かけた際、ヒースロー空港からロンドンの
パディントン駅までHeathrow Expressという電車に乗りました。
空港から市内までは意外と離れており、この電車が
一番速いのですね。ちなみにロンドン中心部への移動手段としては
地下鉄かヒースロー・エクスプレス、あるいは通常の電車ぐらいしか
ありません。日本のように主要ホテルへ向かうバスサービスは
残念ながらないのです。

さて、このヒースロー・エクスプレスに乗った際、
ちょっとした面白い錯覚を起こしました。ちなみに私は
街中で窓枠やら景色やらを見ていて「人の顔」に見えることが
よくあります。これはシミュラクラ現象(Simulacrum)と言うそうです。
simulacrumはラテン語で、simulareという語から来ています。
simulateも同じ語源です。

その時私が注目したのは前のシートの通路側の角でした。
シートの上部には黄色いヘッドカバーがあります。
その右上には、歩く人がつかまれるように薄茶色の手すりのような
握り棒のようなものがあったのですね。十字のマークは
Heathrow Expressのロゴです。シートに肯定するために
ねじが二つ付いています。これが、とある人の髪型と顔、
目に見えてしまったのです。

具体的にどなたかと言いますと、「ツイッターで何かとお騒がせの某国大統領」
です。いえ、それほど酷似しているわけでは
ないのですが、薄茶色い部分が髪型に見えてしまいまして・・・。
コメント(0) 

「ニュースで英会話」3月号の発売です [各種連載]

NHK「ニュースで英会話」3月号が発売されました。
ニュース解説と翻訳に携わっております。
この番組は2009年にスタートし、ほぼ10年近くご好評いただいて
きましたが、このたび番組改編とともに4月からは別番組へと
移行することになりました。よって、本冊子も今月号が最後です。
お手に取ってご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


NHKテレビ&ラジオNHKニュースで英会話 2018年3月号 [雑誌] (NHKテキスト)

NHKテレビ&ラジオNHKニュースで英会話 2018年3月号 [雑誌] (NHKテキスト)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2018/02/17
  • メディア: 雑誌



コメント(0) 

naughty desserts [英語]

先日のブログでナイジェルについて書きましたが、
あの後色々調べたところ、かなり詳しいページを見つけました。

http://www.cooksinfo.com/nigel-slater

幼いころを母親を亡くしたり、高校時代に家庭科を選択したのは
ナイジェルともう一人だけだったり、卒業後に色々と苦労したり
というエピソードがここには書かれています。

私はDlifeのナイジェルの番組で出てくるキッチンや
ロケ先の家庭菜園の映像、そして何よりも懐かしのイギリス英語が
好きで毎週金曜日に欠かさず見ているのですが、
改めて本人のプロフィールを見てみると、ナイジェルのお人柄が
わかるような気がします。「セレブリティ・シェフになるよりも
食に関するコラムニストや家庭料理を紹介することに
軸足を移していった」という記述もありました。

ところで番組を見ているとどうやらナイジェルは甘党らしく
デザートを作ったときなどとてもおいしそうに食べています。
作っている過程を見ていると「わ、すごいお砂糖の量。しかもバターも!」と
私などつい身構えてしまうのですが、そうした一品を
ナイジェルはnaughtyという形容詞で表しているのですね。
感覚としては「体に良くないのはわかっているけれど絶品」
「たまには良いよね」「ご褒美デザート」という印象を私は
naughtyという単語から受けています。ただ、naughtyを英和辞典で引いても、
そうした様子を表せす訳語は今一つ見当たりません。

ちなみにBBCのホームページにはレシピサイトもあるのですが、
Quick Recipe finderでnaughtyという語を入れるとたくさんヒットします:

http://www.bbc.co.uk/food/

うーん、それにしてももっと日本語でぴったりの訳語は
ないかしらと思うあたり、職業病です。
コメント(0) 

ああ、度忘れ! [英語]

先日の通訳業務で、「ああ、度忘れ!」という状況に
(またもや!)直面しました。同時通訳、逐次通訳に限らず、
知っているはずなのに訳語が出てこないということは
私の場合、珍しいことではありません。

ちなみに言葉に詰まってしまったのは「睡眠時無呼吸症候群」と
「認知症」。前者はsleep apnea syndrome (SAS)で、後者は
dementiaです。

sleep apneaは放送通訳現場で数回通訳したことがあり、
英日であれば何とか訳せたと思うのですが、今回の業務は
日英でしたので、訳せませんでした。仕方なくit is a syndrome
where your breathing suddenly stops while you are sleeping
という感じで長々と説明して切り抜けざるをえませんでした。

一方、「認知症」のdementiaも本来であればよく知っていたはずの英語だったのですが、
こちらも度忘れ。苦し紛れにAlzheimer's diseaseと訳しました。
厳密にはdementiaの中で最もよく見受けられるタイプが
アルツハイマー病なのですね。

他にも「こびる」のflatterが出てこなくて苦し紛れに
act like a teacher's petとしてしまったり、我ながら
「限りなく近い状況を説明する」というポリシーで何とか
切り抜けた次第です(ああ、勉強不足!!)。

ちなみに放送通訳現場でアメリカの大寒波のニュースを訳して
いたときのこと。中継現場の記者の後ろにはfountainが
映し出されていました。「こちらも凍っています」という説明だったのですが、
そのfountainの訳を度忘れする始末。「『泉』・・・じゃなくって、
ああ、何だっけ??」と沈黙してしまいました。「噴水」と
言うまで数十秒黙ってしまったように思えたのですが、
後で聞きなおしたところ、さほど長い沈黙ではなかったので
ホッと胸をなでおろした次第です。

「噴水」よりもロシアゲート、中間選挙、大陸間弾道ミサイル、
EU離脱、予算案、政府封鎖といった単語の方が明らかに
口にしている回数は多いのですよね。ゆえに簡単な語でも
出てこないのは致し方ないのかもしれません。気を取り直して勉強です。
コメント(0) 

体験レッスンのお知らせ [英語]

通訳学校アイ・エス・エス・インスティテュート東京校にて
下記の通り体験レッスンを担当いたします。
ご興味がありましたらぜひご参加ください。
お待ちしております。

2018年3月17日土曜日10:30から12:00まで

https://www.issnet.co.jp/courses/e_i_index.html#event_info2

なお、4月からも引き続き「日曜入門科(午前・午後)」クラスの担当です。

https://www.issnet.co.jp/courses/e_i_index.html#event_info6
コメント(0) 

雪見障子 [英語]

東京大学で渋滞学を研究なさっている西成活裕先生の本を
先日読みました。その中で先生は電車の中での過ごし方について
綴っておられました。

先生は常に問題意識を持ちながら日々過ごしていらっしゃるそうです。
たとえば何かについて考える際、色々な角度から考え続けて
おられるそうなのですね。たとえ混んだ電車の中でも
目をつむりそれについてあれこれと考えを巡らせる
という趣旨のことを書いていらっしゃいました。

今の時代、スマートフォンさえあればたくさんの情報に私たちは
ありつけます。自分から積極的に工夫をしたり考えたり
しなくても、何かしら「たのしいこと」を提供してもらえる、
そのような環境下にあります。

けれども自分で楽しみを見出すべく、あれこれ工夫をする
というのも生きていく上では大事なのではと私は考えます。
何もない無の状態でも自分なりに楽しいことを探せれば
毎日小さな幸せをどんどん積み重ねられるように思うのです。

たとえば私の場合、先日は電車内で窓から見える景色を
徹底的に楽しもうと思いました。外はまだ雪が残っており、
普段とは異なる光景が新鮮に思えましたね。その路線沿いには
地主さんの家と思しき大きな家がいくつかあります。中でも私の
お気に入りは、縁側のある和風のお宅です。あっという間に通り過ぎて
しまうのですが、縁側の向こうに雪見障子があるのです。
しかも丸い形をしており、今の時代、映画のセットぐらいでしか
見られない分、そこを通るたびに私は嬉しくなります。

もう一つ、ついおかしく感じてしまったのは、私の両隣の方が
同じタイミングでくしゃみをしたことでした。全くの偶然なのですが、
示し合わせたかのように「ハックション!」と両隣から
声が上がったのです。その日私はマスクをしていたのですが、
マスクの下ではついつい笑みがこぼれてしまったのでした。

何気ない日常でも、こうした小さなことを楽しく感じられたおかげで、
その日一日はハッピーに過ごせました。

・・・ちなみに雪見障子は英語にすると、説明文にどうしても
なるようです。とあるサイトには

shoji with glass window behind a sliding bottom half

と出ていました。他にも

(中略)means that the screens can open vertically
as well as horizontally

というものもありましたね。参考になります。
コメント(0) 

命令形のニュアンス [英語]

イギリスの建物に入るとなぜかたくさんのドアがあります。
たとえば私が大学院時代に住んでいた寮もその一つで、
いたるところにfire doorがあるのですね。防火対策の一環です。
そのようなドアの取っ手のところにはFIRE DOOR KEEP SHUTというステッカーが
貼られていました。ちなみにイギリスのアマゾンではこのシールが販売されています。

https://www.amazon.co.uk/Door-Sign-Fire-100x100-Adhesive/dp/B006O7322G

他にも英語圏でこうしたサインを見る際、いつも個人的に興味を抱くのは
その表記の多くが命令形で書かれていることです。
たとえば Do not disturbやSLOW DOWN、No entryやDo not drop litterなどが
その一例です。

一方、日本の駅でも最近は英語表記が見られますが、
その多くにはpleaseが付いています。
たとえばPlease use handrail and stand inside the yellow line
という具合です。おそらく日本語表記の方で「〇〇して下さい」
と書いているため、そのまま英語に直してpleaseを付けているのでしょう。

では英語のネイティブスピーカーは命令形で書かれたものを
どのようなニュアンスで受け止めているのでしょうか?
たとえばSTOPという表記を「止まれ」という強い命令形として解釈するのか、
それとも「止まる」というニュアンスでとらえるのか、
私としては気になるところです。

Do not disturbも「起こさないで」と「起こすな」では
かなり違いますし、Do not drop litterも「ごみを捨てるな」と
「ごみを捨てない」ではやはり雰囲気が異なりますよね。

こうした「解釈の仕方」はやはりネイティブスピーカーなら
微妙な部分までわかるのでしょうね。私としては非常に興味があります。
コメント(0) 

雑誌掲載のお知らせ [各種連載]

「英語教育」2018年3月号が本日発売されます。
『Mr. & Mrs. 柴原の夫婦放送通訳よもやま話』は
今月が最終回です。今回の担当は私で、「もし中学・高校時代に戻れたら?」
というタイトルで寄稿しました。

どうぞよろしくお願いいたします。

英語教育 2018年 03 月号 [雑誌]

英語教育 2018年 03 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2018/02/14
  • メディア: 雑誌



コメント(0) 

liner notes [英語]

先日のブログでNHKニュースのテーマ音楽が坂本龍一さんの演奏である
ということを書きました。大学の図書館にYMOのCDがあったので、
早速借りてみました。「アフター・サーヴィス」というYMOにとっては
9枚目のアルバム、発売は1984年です。

収録されていたのは「Tong Poo/東風」や「Firecracker」「Technopolis」や
「Rydeen」など懐かしい曲ばかり。ツアーのライブ録音ですので
臨場感あふれるものでしたね。もちろん、今の時代はこれらの曲を
動画サイトで検索すれば視聴できると思います。

ただ、私が注目したのはライナーノーツでした。と言いますのも、
よーく見てみると、Tour Crewのところに、

Stage Design: Kappa Senoh
Hair & Make-Up: Chiaki Shimada

と出ていたのです。そう、あの妹尾河童さんが舞台装置を担当し、
ヘア&メイクは嶋田ちあきさんによるものだったのですね。
1983年のツアーですから嶋田さんはまだ20代後半のころでしょう。

今、活躍なさっている方たちの若かりし頃の姿を垣間見られたようで
うれしく思いました。

なお、ライナーノーツは英語でliner notesですが、辞書によると
これはアメリカ英語だそうで、イギリスではsleeve notesと言うようです。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。