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サかザか [仕事]

BBCで放送通訳者としてデビューした直後のこと。
とあるサッカー選手の名前をどう日本語にするかで迷ったことが
ありました。その選手はGonzalezという名前だったのですね。

ゴン「ザ」レスなのかゴン「サ」レスなのか、
要は日本で知られている呼び方や
英語風・スペイン語風読み方などで
異なってきますので、通訳時にはそこまで
気を配る必要があるのですよね。

当時はサッカーについてあまりよくわからず、
内心「どっちでも良いように思うけどなあ」と
ずいぶんいい加減な感情も抱いていました。
が、この仕事を続けるにおいてあいまいさというのは
NGです。きちんと調べて訳語に反映させることを
当時の職場で学ばされたのでした。

サ行の音はほかにもありますよね。
スターバックスは「ス」ですが、タリーズは「ズ」です。
アポストロフィsかどうかも気をつけねばなりません。

詳細をきちんと見極めることも仕事の一部となっています。
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ゴミ収集車のデザイン [日々の暮らし]

車を運転しているときはいろいろなことを考えています。
もちろん、運転に集中せねばならないので安全が最優先ですが、
景色を楽しんだり、英語のことを思い出したりと
頭の中はいろいろとあちこちを飛び回っています。

先日はゴミ収集車に描かれているイラストに注目しました。
その自治体はどうやらキャラクターを全面的に打ち出して
いるようです。かわいい系のイラストでしたね。

考えてみれば、ほかの町も花柄だったり、景色であったり、
あるいは交通安全標語のようなものを書いていたりと
いろいろです。

こうしてみると、自治体のカラーやイメージ戦略というものも
関係してくるのでしょうね。今度は旅先でもゴミ収集車を
あれこれ見つけてみたいと思います。
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Mrs. Claus [英語]

先日、書き物をしながらAFNを聞いていたところ、
クリスマスイベントの告知をしていました。
米軍基地内での行事の案内だったようです。
仕事に集中していたので聞き流していたのですが、
Santa Clausという単語の他に、Mrs. Clausという語が
聞こえてきました。

え?ミセス・クロース?
サンタさんってご夫人がいたの??

気になったので早速調べたところ、ウィキペディアに
Mrs. Clausの項目がありました。初耳です。

説明を読むと、イギリスではMother Christmasという名前でも
知られているそうです。実際、サンタさんの奥様でした。
妖精たち(elves)とクッキーを作ったり、
トナカイのお世話をしたり、旦那さん(サンタさんですね)と
プレゼントの準備をしたりするのだとか。

しかも名前がいくつかあるようで、MaryやAngelica、Rebeccaなど
紹介されていました。

長いこと生きてきて、サンタさんの妻というのは私にとって
全くの初耳でした!

ちなみにサンタクロースの語源をオーレックス英和辞典で調べると、

「4世紀ころの小アジアの主教であった聖ニコラウスの
オランダ語名Sinterklaasのなまったもの」

と出ています。

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監視に感謝? [英語]

昨日のブログで腕時計の時間表示について書きましたが、
その調べ物をグーグルで検索して以来、
私のネット上には腕時計の広告ばかりがお目見えしています。

いやはや、ネット上の「監視」はすさまじいものが
あります。悪意はないのでしょうけれども、仕事上で
必要なことをネット検索すると、それにちなんだ広告が
ひたすら出てくるあたり、驚くと同時に不気味さも感じます。

ちなみに以前、仕事での調べ物でマンションの間取りを調べたら
以来、不動産広告ばかりが登場。通訳学校の教材で
金融投資のことをリサーチしたら、それ以降、お勧めの
投資の話題ばかりが目に入ってきます。

「そろそろお財布を新調しようかなあ」と何気なく
バナー広告をクリックしたときなど、それからしばらくは
ずーーーっと長財布のPR三昧となりました。

ところでお財布で思い立ってpurseをジーニアス英和辞典で
引いたところ、a heavy purseは「重い財布」という意味の他に
「お金持ちの人」という語義もあるそうです。「貧乏な人」は
a light purse。知らなかったです。

「まったくもう~、ネットは監視社会なんだから~」という
思いで書き始めた今回のブログ。purseの新たな用法を知って
何だかトクした気分になりました。ありがたや~、めでたしめでたし。
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時計表示ふたたび [日々の暮らし]

先日、腕時計の表示が10時10分あたりを広告では
示しているということをこのコラムで書きました。
厳密には10時8分だそうですね。この発見(?)を
して以来、腕時計の広告を見るのが俄然楽しくなって
きました。日本だけかと思いきや、どうも世界的に
10時8分表示は共通しているようです。

ではデジタル時計はどうなのでしょうか?
気になったので調べてみました。短針長針の美的なデザインは
あまり関係ないはずですので、別に10時8分である必要は
なさそうです。

ところが、ネットで画像検索したところ、
「10:08」というデジタル表示のものが
随分あることがわかりました。もちろん、デジタルの場合
もう少しバラエティはあったのですが、それでも
10:08は健在です。

ちなみにスマートフォンの広告でも10:08は
ありました。また、それ以外にも「12:45」がありましたね。
こちらはSamsungのスマートフォンに多いようです。
これに関しては、ネット上のフォーラムで実際に
意見交換がなされていました。興味深いですねえ。
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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「ウートピ」インタビュー、第3回がアップされました。
『通訳者に聞く仕事術』です。

https://wotopi.jp/archives/66052

どうぞよろしくお願いいたします!
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にっちもさっちも行かないとき [日々の暮らし]

間もなく12月も終わり。あっという間の一年でしたね。
我が家では5年連用日記を使っているのですが、
毎年この時期に書き込もうとすると、前年の欄に
「忙しい」「大変~」などといった記述が残っていることに
気付かされます。要は「師走」というぐらいですから、
世の中全体が年末に向けて加速度的に慌ただしくなって
いくのでしょう。

レギュラーで入っている仕事であれば、順調にいくようにも
思えます。けれども、たとえば執筆関連業務の場合、
会社側も年末年始のお休みに入ることから原稿締切も
繰り上げとなります。しかも大学の方は期末試験の実施に
採点、成績表の提出と続きます。それと同時に次年度の
シラバス作成も迫ってきます。

さらに寒い時期となれば、抵抗力が落ち、家族の誰かが
体調不良ということにもなります。お世話するこちらも
いつも以上のスタミナが求められるのですね。

気力があるうちやアドレナリンがマックス状態の時は
それでも何とか乗り切れます。けれどもふとした瞬間に
こちらの緊張の糸が切れてしまうと、あらら~という具合に
自分自身が心身ともに疲労困憊してしまうのです。

私の場合、体力低下で料理が面倒くさくなり、適当に
食事をとるにつれてますます体調悪化という悪循環に陥ります。
バランスが崩れているわけですので、踏ん張りもききません。
そうなるとさらに自己嫌悪になってしまいます。

こういうときというのは、「ああ、早く立て直さねば」
「このウツウツ状態から這い上がらないと」と
焦ってしまいます。「こんな体たらくになる前に何とかせねば」と
どんどん空回りしてしまうのですね。落ちる所まで落ちたら
あとは這い上がるしかないのですが、そもそも
どん底まで落ちる自分が許せないというミョーな(?)プライドが
自分を邪魔してきます。

ま、何にしても物事にはタイミングがあるのですよね。
自分に無理して「よし、這い上がるぞ!」と
気合を入れようにも、そういう気分になれないときがあります。

そのような時は、焦らずジタバタせず、
「ベストタイミング」がやってくるのをじっと待つしかないのでしょう。
どれほど自分にとって目も当てられないと思える段階に
落ちぶれて(?)しまったとしても、納得のいくタイミングで
這い上がれる時はきっと来ると信じるしかないのです。
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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第335回がアップされました。
タイトルは『基準は人それぞれ』、
書籍紹介では「世界の国鳥」
(水野久美著、青幻舎、2017年)を取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/335.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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確実にグローバル化 [日々の暮らし]

日常生活の中で、「ああ、確実にグローバル化しているなあ」
と思うことが増えています。たとえば数年前、
我が家の近所に設置されている「広域避難場所」の表示が
日本語だけのものから他言語になっていることに
気付きました。電車に乗ればアナウンスは日英二か国語ですし、
駅表示も単に駅名だけでなく、路線番号やアルファベットなどが
併記されています。日本人以外でもわかりやすいように
ということなのですよね。

宅配便の不在通知も、やはり英語が表記されています。
しかも先日、宅配便を出そうと伝票を記入していたら、
伝票そのものもバイリンガル表記になっていることに
気付かされました。

世の中が多様化することによって、様々な価値観に触れ、
視野が広がることはとても良いことだと思います。
けれどもそれと同時に、今まで思いもしなかった
考え方に接することとなり、戸惑うケースも出てくる
でしょう。

グローバル化というのは、単に英語が話せる・わかるだけの
世界ではありません。多種多様な考え方や生き方を
どう受け入れ、それとどう共存していくか。自分の許容範囲を
グッと広げざるを得ないことでもあると私は考えます。

20年後、30年後の日本がどうなっているのか考えると
私の想像をはるかに超える状況になっているかもしれません。
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Jocelyn Brown [日々の暮らし]

先日このブログで深町純さんのことをご紹介した際、
コメントをいただいたのですが、その方から
Ain't No Mountain High Enoughという曲を紹介して
いただきました。深町純さんの曲でコラボしていた
Steve Gaddの曲です。そのGaddの作品に
Ain't No Mountain High Enoughというのがあるそうです。
You Tubeでのリンクもいただきました。ありがとうございます。

実はこのタイトルの曲で別メロディのものは他にもあります。
オリジナルはマーヴィン・ゲイとタミー・テレルが
1967年に出した曲です。その後、ダイアナ・ロスを始め
数々のアーティストがカバーしているのですね。
そのうちの一人にJocelyn Brownがいます。

今まで私は色々な音楽を聞いてきましたが、
人生の節目でときどき振り返って聞くのがJocelyn Brown。
アメリカ生まれのR&Bシンガーで現在67歳です。
私はたまたまどこかで彼女の曲を聞いたのがきっかけで
CDを購入し、大いに感銘を受けました。

「自分にとっての名曲」というのは人それぞれですよね。
ヒットチャートで必ずしも上位に食い込んでいなくても、
それが自分の心を揺さぶるものであれば、
大きな意味をその人にもたらしてくれると思います。

"Ain't No Mountain High Enough"のオフィシャルビデオはコチラ:

https://www.youtube.com/watch?v=NF7MSWawtDg
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