SSブログ

濁点ほしい・・・ [日々の暮らし]

かつてイギリスに暮らしていた1990年代後半のこと。
日本の公職選挙法が改正され、2000年には海外でも
在外選挙ができるようになりました。ロンドンの
大使館へ赴き、地元の選挙に参加できたのは
嬉しかったですね。かつて暮らしていたオランダ・イギリスでの
幼少期時代には、たとえ選挙があっても私の両親は投票できなかったのです。

日帰りで過日訪ねた新潟市で私は県政記念館に立ち寄りました。
展示物の中に選挙に関する年表もありました。
それを読むと、いかに多くの人たちの多大な努力により
今の制度に至ったかがわかります。昔の日本では
お金のある男子しか投票することができませんでした。
「満25歳以上の全ての男子」が選挙に参加できるようになったのは
大正14年(1925年)のことです。そして女子が投票権を初めて行使したのは、
戦後1946年のことでした。それが今では18歳から投票が
認められているのですから、本当に大きく変遷してきたと思います。

ところで選挙と言えば、来る10月22日の選挙当日に
投票へ行けないため、先日不在者投票をしてきました。
その時、投票用紙を渡される机のところに「公布係」の
表示があったのですが、よく見ると読み仮名が
「こうふかかり」とあります。あれ?「こうふ『が』かり」なのでは?

・・・ことばを生業としていると、どうしてもこうした小さな部分が
気になってしまいます。ちなみに以前街中で見かけた
児童向けの連れ去り防止のポスターに、
何かあったら「大声を出しましょう」という類の記述がありました。
その読み仮名も「おお『こ』え」でした。「ご」の濁点を付けたい衝動に駆られます。

ついでに表記に関してもう一つ。先日食べた某加工鶏肉の包装が
salad chikenとなっていました。・・・「治験」ではないのですが・・・。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。