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棚・平面・隙間・カバー

「どうも最近今一つ調子が出ないなあ」というとき、
私は片づけを始めます。具体的には「不用品を捨てる」
という行為です。新陳代謝が悪くなると体調不良に
なりますが、モノもそうだと思うのですね。
日時を決めて行うのではなく、思いつきで始めることが
殆どです。ただ、完璧を求めるとくたびれてしまいますので、
あくまでも自分なりの基準で行うのが良いと考えています。

私の中の基準では「1年間使わなかったもの」は
処分の対象です。台所用品も洋服も装飾品もすべて
そうとらえています。どんなに大枚をはたいて入手
したものでも、1年間未使用というのは何らかの理由が
あったため、使わなかったと割り切っています。
幸い我が家の近くにはチャリティーショップがあり、
電話一本で寄贈品を引き取りに来て下さるので、
まだ使えそうなものはそちらに回すようにしています。

先日読んだ片づけ関連の本に興味深い記述がありました。
それによると、人間というのは棚や平らな場所、隙間などが
あると、つい何かを置いたり詰め込んだりしたくなる
のだそうです。引っかける場所も同様で、フックしかり
椅子の背もたれしかりです。また、「紙袋」「お菓子の箱・缶」
「ショップの紙袋」も保存したくなる対象と書かれていました。

さらに「目の届くところにあるものは使うが、
見えないところにあるものは使わない」という記述もありました。
「いつか使う」と思って所蔵していても、要は
out of sight, out of mind なのですよね。

ちなみにもう一つ、私が鬼門に思うのは「カバー」と
「敷物」です。一見オシャレに思えますが、
カバーをかけると見えなくなり、使用頻度が下がる
恐れもあります。もっともスマートフォンカバーのように
商品を保護するうえで助かるものもありますので、一概にすべて却下
というわけではありません。

随分前にお邪魔したお宅では、新品の革張りのソファーにカバーが
かかっており、その上に敷き布・・・の上にさらにタオル
という具合になっていました。「平面版マトリョーシカ」です。
本来の素材の美を味わうためにも、カバーは私にとって鬼門です。
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