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千代里さんのことば [日々の暮らし]

地下鉄に乗る際、楽しみにしていることがあります。
それは駅のラックに置いてあるフリーペーパーです。
月初めには最新号が置かれていますので、欠かさず
頂いているのですね。沿線情報や各種イベント案内など
盛りだくさんで、しかもカラフル。私は極力電車内では
画面を見ないようにしているため、仕事の後にこうした
フリーペーパーを眺めているとリラックスできます。

広報誌のもう一つの利点。それは名所旧跡や歴史について
知識をインプットできる点です。私は通訳者デビュー直後に
ガイド通訳もしていたのですが、こうした紙媒体から得た
内容は、ご案内をする上でとても役立ちました。
ちょっとした雑談で場を和ませる際にもトリビア的な話題は
喜ばれましたね。

さて、今日ご紹介するのは、毎月発行されている
東京メトロの「メトロポリターナ」です。ここでは
元新橋芸者の千代里(ちより)さんが「お多福美人講座」という
コラムをお持ちです。2月号のタイトルは「嫌なことに
心を明け渡さない」でした。

毎日の生活の中で、イヤだなあ、困ったなあということは
誰にとってもつきものです。そうした思いに見舞われた場合、
どのように心を整えるかが綴られていました。
千代里さんは次のように述べています:

「どうしたら心を嫌なことに明け渡さずに済むか
いろいろと試しました。そんななかで一番しっくりきたのが、
『今目の前にあることを大切に、もったいないことを
しないように:』という考え方。」

これに尽きるのだそうです。例として、バスタブから
立ち上がる湯気や、外の風、肌触りの良い寝具などを
挙げています。

「目の前にいない嫌な人のことではなく、
好きなこと、心地いいこと、好きな人のことで
心をいっぱいにする」という文章は、私の心に響きましたね。

「そのとき味わわなければ、何もしなかったのと同じ」
と述べる千代里さん。確かに嫌なことで心をいっぱいに
してしまい、目の前のことを味わえなくしてしまうと
もったいないと思います。

大事にしていきたい言葉です。
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