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パイナップル [英語]

日曜日に放送通訳の早朝シフトに入ることが比較的よくあります。
起床後に余裕があるときは朝食をとってから出かけるのですが、
今一つ空腹でないときはそのまま出発。家から軽食を
持参して、オンエア前に食べることがあります。

昨日も担当日だったのですが、その前日は夜遅くまで
テレビで映画鑑賞(ちなみに観たのは地上波で放映された
「翔んで埼玉」。ここまで突き抜けてギャグ三昧になると本当に楽しめます)。
結局土曜の夜は「映画+夕食延長戦」という感じになってしまい、
日曜朝は空腹感どころか、胃もたれ状態でした。

通勤途上、「うーん、この状態を脱するには何を食べるべきかしら?」
と悩んでいたところ、なぜか直感的に「パイナップルが食べたい!」
と思い至りました。深い理由はなかったのですが、体が
欲するものを食べるのがベストと思いました。そこで
スタジオ近くの24時間オープンのスーパーへ。運よく
カット・パイナップルを見つけて購入しました。

本番まで30分近くありましたので、これなら十分間に合います。
おいしく頂き始めたのは良かったのですが、しばらくすると
何やら舌にビリビリ感が。

「まさか賞味期限切れ!?」

と容器を確認するも期限は大丈夫でした。

「うーん、何だろう?カット状態だから傷みが早かったとか?」

と、迷いつつもそのまま食べ続けました。するとビリビリ感が
激化し、かつて経験したことがないような刺激を感じ始めました。
途中でやめておけば良いものを惰性で食べ続けた結果、
本番のころには尋常でない舌の違和感に見舞われたのでした。

ネットで検索したところ、パイナップルというのは
酵素を含んでおり、舌や頬にあるたんぱく質を溶かしてしまうのだとか。
それでビリビリしてしまうのだそうです。知りませんでした!
「すわ不良品→返品!?」などと早まった行動をとらなくて
本当に良かったです。あやうくクレーマーと化すところでした。

いやはや、何事においても「知識」は大事ですね。家族に話した
ところ、「え?中学校の家庭科の教科書に出てたよ」とのこと。
自分の無知を恥じ入るばかりですが、これも勉強です。

ということで、今回もこのまま引き下がるわけにはいきませんので、
リサーチしてみました↓

pineapple: 初出は17世紀の単語。pine+apple。果実の形が
松かさに似ていることに由来。

酵素: enzyme。初出は19世紀。中世ギリシャ語より。
enzumos(発酵した)が語源。en-(~の中で)+zyme(酵母)

たんぱく質: protein。初出は19世紀。ギリシャ語のproteios(主要な、
品質第1位の)から。prote-(第一の)+-in(中性の化学物質の語尾)。

なお、proteinは日本語で「プロテイン」と言いますが、
これは日本語風の発音です。英語の発音は「プロウティーン」です。
あともう一つ初めて知ったのは、pineappleが軍事用語(俗語)だと
「手投げ弾」という意味であること。これも初耳です。

・・・舌の痛みと引き換えに、今日も勉強になりました。ふー。
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