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まずは易しい内容から [仕事]

通訳者の仕事というのは、現場でのパフォーマンス以前に
どれぐらい予習をしているかで成否が分かれます。
業務依頼があった時点で「予習開始」。
ここからいかに効率的・集中的に勉強するかがすべてなのです。

今はネットで調べればすぐに沢山の情報にありつけます。
ただ、私の場合、大量の情報に接してしまうと
かえってこんがらがってしまうため、まずは易しい内容から
アプローチするようにしています。

この方法を取り始めたのは、まだ通訳者として駆け出しのころでした。
そのとき依頼されたのは「釣り用具」の通訳。
まだネットもメールもない時代。通訳のアサインメントは
電話連絡でした。

依頼の電話を受けて真っ先に向かったのが書店です。
「釣り→釣り雑誌」と思い立ち、まずは雑誌を購入しました。

雑誌はカラーですし、アマチュア向けに容易に書かれています。
私のような「超」が付くような素人でもなんとか理解
出来そうです。最初に雑誌に目を通し、ある程度わかったら
次は釣りの専門新聞へと移行しました。雑誌には
記事だけでなく、グッズの広告も出ています。
こうした内容も丹念に読んでおくと、専門新聞も
理解しやすくなります。

このように「まずは易しい内容から難易度を上げていく」という
方法は、今も続いています。釣り用具の通訳以降、
総合格闘技の通訳を請け負った際にも、このやり方で対応しました。

大人になってしまうと、「今さらレベルを下げるなんて」と
何となく引け目を感じてしまいがちですが、私は
「正々堂々とレベルを下げるべし」と思っています。
よって、子ども向け図鑑や「ポプラディア」のような
児童向け百科事典はもちろんのこと、ウェブサイトの
「きっずページ」などは大いに重宝しています。

ちなみに今日は「節分」。幼児保育者向けのサイトに
わかりやすい説明がありました!

https://hoiclue.jp/1545.html

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