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質問の仕方 [仕事]

国際会議の同時通訳というのは、何度携わっても私の場合
緊張します。放送通訳も同様です。ただ、私自身
「緊張するのは構わない。必要以上にアガらなければそれでよし」と
自分に言い聞かせています。適度の緊張感があった方が
集中できると考えているからです(こじつけ?)。

会議通訳の場合、事前に原稿や関連資料をいただけることもあり、
その場合は予習がしやすくなります。
自分なりに単語リストを作ったり、登壇者の情報を
あらかじめ調べて関連書籍や動画をリサーチできます。
それだけでも本当に助かります。

一方、緊張度が高まるのが「質疑応答時間」。
聴衆からどのようなお尋ねが出るかわからないからです。

私にとっての理想の質問は以下の通りです:

1.質問項目がコンパクトにまとまっていること
2.自分の意見を長々と述べていないこと
3.質問数を3つ以内に絞ってあること
4.主語と動詞がはっきりしていること

このような感じです。

一方、今まで難儀した質問としては、

1.質問タイムなのに自分の経歴や意見を延々と語るケース
2.主語や動詞が不明瞭
3.一つの質問を解答してもらった後もさらに質問する

といったところでしょう。

11月18日月曜日朝刊の日経新聞に、池上彰氏が
次のように記していました:

「シンポジウムでの質問は『できるだけ短く、
わかりやすく』が肝心です。ほかの質問希望者と
時間を分け合う意識は大事なマナーです。」

通訳者からもこれを切にお願いできたらと思います。
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