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旅先の新聞 [日々の暮らし]

先日、日帰りで神戸まで出かけてきました。
訪問先で私が必ず帰京前にすること。
それは「現地の新聞の入手」です。
今回も新神戸駅の売店で神戸新聞を買いました。

神戸新聞を読むのは初めてです。それどころか、
新聞の存在自体をそのとき初めて知ったのでした。

地元の新聞を買ってまず最初にすることは、
紙面の上端に書かれている創刊年をチェックすることです。
「第三種郵便物許可」という文字などが書かれています。

ちなみに日経新聞の上を見ると、我が家に宅配されるものであれば
「13版 第47678号 (明治25年3月29日第三種郵便物許可)」とあります。

13版の「版」とは、新聞が作られた時間帯のことです。
宅配をする場合、地域を問わず、ほぼ同じ時間帯に
配達する必要がありますよね。よって、印刷工場から
自宅が遠ければ、早く締切を設けて印刷せねばなりません。
つまり同じ新聞でも配達地によって微妙に紙面のレイアウトが異なっていたり、
ギリギリで最新ニュースが入っていたりということも
あり得るのです。私は埼玉県在住ですが、同じ日経新聞でも
都内の同日朝刊を見ると少し異なることに気づかされます。

一方、「第三種郵便物許可」とは何でしょうか?

「第三種郵便物」とは、定期刊行物を郵送する際に
使われる分類です。郵便料金が安く設定されています。
ちなみに大まかにわけると第一種は通常の手紙、第二種ははがきです。

神戸新聞に話を戻しますと、神戸新聞が第三種の認可を受けたのは
何と明治31年。西暦では1898年ということになります。
当時の世界の出来事を見てみると、米西戦争、第1次大隈内閣成立、
アメリカがハワイを準州として併合、オーストリア皇后エリーザベト暗殺
などがあります。

著名人の誕生では、尾崎士郎、井伏鱒二、周恩来など。
死去ではルイス・キャロル、ビスマルク、ジョン万次郎などの
名前が並びます。

こうして旅先の新聞からひとつのきっかけをいただき、
歴史を振り返るのも私にとっては楽しい作業なのですよね。
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