フィードバック [日々の暮らし]
以前読んだ文章で、以下のエピソードがありました。
登場するのは高校生の女の子とその母親です。
ある日のこと。その娘がとある雑誌に寄稿したところ、
掲載されました。社会問題について自らの意見をつづったものです。
掲載誌を手に「これを見せれば母も喜ぶはず」と
娘は母親に手渡しました。
母親は一読して、こう述べたのです。
「うん、よく書けてるじゃない?分析力もあるし、
理路整然としていて論理的な文章よね。お母さんも
昔から文を書くのが好きだったから、あなたも
それを受け継いでいるのよ、きっと。」
その娘は落ち込んだそうです。なぜなら、自分が書いた
内容「そのもの」への反応や感想は全くなく、
単に文章が「上手か下手か」だけのフィードバックだったからです。
私はこのエピソードを読み、考え込んでしまいました。
と言いますのも、私自身、悪気はないものの、この母親と
同じようなフィードバックをしているのではないかと
反省したからです。英作文の添削しかり、課題エッセイしかりです。
上手・ヘタの観点からとらえてしまうと、あたかも
「正解が存在する」という観点で見てしまう
ことになります。
本人が一生懸命書いたのであれば、ミスや理論構成は
ひとまず置いておき、本人が何をどう考えたのかという「意見」の
部分を評価していきたいと思ったのでした。
登場するのは高校生の女の子とその母親です。
ある日のこと。その娘がとある雑誌に寄稿したところ、
掲載されました。社会問題について自らの意見をつづったものです。
掲載誌を手に「これを見せれば母も喜ぶはず」と
娘は母親に手渡しました。
母親は一読して、こう述べたのです。
「うん、よく書けてるじゃない?分析力もあるし、
理路整然としていて論理的な文章よね。お母さんも
昔から文を書くのが好きだったから、あなたも
それを受け継いでいるのよ、きっと。」
その娘は落ち込んだそうです。なぜなら、自分が書いた
内容「そのもの」への反応や感想は全くなく、
単に文章が「上手か下手か」だけのフィードバックだったからです。
私はこのエピソードを読み、考え込んでしまいました。
と言いますのも、私自身、悪気はないものの、この母親と
同じようなフィードバックをしているのではないかと
反省したからです。英作文の添削しかり、課題エッセイしかりです。
上手・ヘタの観点からとらえてしまうと、あたかも
「正解が存在する」という観点で見てしまう
ことになります。
本人が一生懸命書いたのであれば、ミスや理論構成は
ひとまず置いておき、本人が何をどう考えたのかという「意見」の
部分を評価していきたいと思ったのでした。
2018-08-28 00:00
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