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旧三河島の下水処理施設 [日々の暮らし]

昨日は水道に関することを書きました。今日もその続きです。

御茶ノ水の東京都水道歴史館でいただいたパンフレットの中に、
旧三河島汚水処分場に関するものがありました。
隅田川の中流に位置する旧下水処理施設です。
現在は国が指定する重要文化財となっています。

建物の正式名称は「旧三河島汚水処分場喞筒場(ポンプじょう)」です。
辞書で「喞筒」を引くと「しょくとう」という読み仮名が付いています。
水や空気を送る筒のことです。

初めて見ることばなので、さらに興味がわきました。
そこで漢字辞典を見たところ、次のことがわかりました。

喞(ショク・ソク)
1.なく。すだく。小さい声が集まってうるさいこと。
2.そそぐ。水をつぎ込む。
口へんの右側は「即」で、その音を取っています。

一方、ポンプはオランダ語のpompから来ていますが、
かつては「竜吐水(りゅうどすい)」の意味で「水竜器」と言ったそうです。
英語のpumpの語源はドイツ語のPumpeと同じ。
ヨーロッパ語圏というのは似た単語が多いのですね。

ところで旧三河島の施設は見学可能です。
写真を見ると古い赤レンガの建物が広がっていることがわかります。
運用開始は大正11年(1922年)で、平成11年まで稼働していたそうです。
今の時期は敷地内のつつじが見事に咲いており、つつじ観賞会も
開催されているとのことです。

https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kanko/kankojoho/spot/arakawachiiki/mizusaiseisenta.html

http://www.gesui.metro.tokyo.jp/living/tour/guide/s-mikawa/
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