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東京都水道歴史館 [日々の暮らし]

先日、御茶ノ水の近くにある東京都水道歴史館に行きました。
玉川上水や江戸上水、今日の水の仕組みに至るまで、
幅広く学べる施設です。入館料は無料。たいていの博物館は
毎週月曜日に休館ですが、こちらは毎月第4月曜日と年末年始のみが
お休みです。

色々と興味深い展示があったのですが、私が一番惹かれたのは、
近代の水道でした。明治から大正にかけての時期です。

館内のパネル展示には中島鋭治博士が紹介されていました。
中島博士は東京帝国大学で教授を務めていましたが、
欧米に留学中に東京市で水道を建設するということで呼び戻されています。
そしてできたのが淀橋浄水工場などでした。運用が始まったのは1898年、
廃止されたのは1965年です。その跡地にできたのが、新宿副都心です。

当時は中島博士の他にもお雇い外国人が日本の近代水道に尽力
しています。今のように往来が盛んでなかったころ、
わざわざお国から離れて文化もことばも違う日本で暮らした外国人が
いかに苦労したかがしのばれます。あまり歴史の教科書に詳しく出ることは
ありませんが、そのような日本国内外の人々のおかげで
今の私たちの暮らしがあるのですよね。ありがたいことだと思います。

水道歴史館では色々なイベントも行っています。
ご興味のある方はぜひ。

http://www.suidorekishi.jp/index.html
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