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気になる「そこだけ平仮名」 [日々の暮らし]

今日も病院待合の話題です。

先日出かけた整形外科の待合室では、壁に色々なポスターが
掲示されていました。薬に関するものや予防接種についてなどが
あったのですが、個人的に興味を抱いたのは骨粗しょう症に関する
一枚でした。

私が注目したのは骨粗しょう症そのものよりも、
「なぜ世間では『骨粗しょう症』という具合に
『しょう』だけ平仮名表記なのかしら?」という点でした。
新聞などでも常用漢字でない場合、そこだけ平仮名
というケースがありますよね。

気になったので、骨粗しょう症の「しょう」はどのような漢字なのか
調べてみました。

辞書には「骨粗鬆症」と出ています。確かに「鬆」の漢字は
珍しいですよね。「髪」の上の部分に「松」が付いています。
骨の病気に松というのもフシギです。

こういう時に電子辞書は本当に便利です。鬆を漢和辞典で調べてみると、
「髪の乱れているさま」「ゆるい。しまりがない」
「大根やゴボウなどに見られる『す』のこと」といった
説明がありました。「大根にスが入る」など言いますよね。
ちなみに骨粗鬆症の語源については2011年に鳥取大学の山本吉蔵名誉教授が
エッセイを寄稿されています。

https://www.iyaku-j.com/iyakuj/system/M2-1/summary_viewer.php?trgid=24103

ところで「そこだけ平仮名」は他にもありますよね。たとえば
「し烈な戦い」の「熾烈」、「ウイルスのまん延」の「蔓延」などが
その一例です。うーん、個人的には「熾烈」の方が「し烈」より
激しい印象を抱きますし、「蔓延」の方が深刻さが感じられます。

これからも「そこだけ平仮名」探しをしていくつもりです。
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