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「依存症」のお話 [日々の暮らし]

先日、大学の図書館で何気なく書棚の間を歩いていた際、
興味深いタイトルに引き寄せられて借りた本がありました。
水島広子著「ダイエット依存症」(講談社、2011年)です。
ちょっと最近私自身、体が重くなってきたなあと
焦り気味だったこともあり、アンテナに引っかかったのでしょうね。

早速読んでみたところ、グイグイと内容に惹かれて
あっという間に読み終えました。ダイエットに陥る人の
心理を多様な角度から描いた一冊で、医師として活躍する
著者がこれまで診察してきた方たちが登場します。
どの症例も身近な内容で、非常に納得しながら
読み進めることができました。

要は「自分へのコントロール感」というものがあるか否かで
人生は変わってくることが本書からはわかりました。
他者の評価ではなく、自分で自分をどうケアできるか、
外部からの影響に振り回されるのではなく、
どのようにして自分自身の感情を大切にするかが
カギを握るのでしょうね。

もう一つ、読みながら思ったこと。
それはこの「ダイエット依存症」というものが、
生活における様々な「依存症」に共通するということでした。
たとえば英語学習の「依存症」もあるでしょうし、
就職活動で焦ってしまう「依存症」も存在すると思います。

心の中にモヤモヤを抱いている人にぜひ読んでいただきたい
一冊です。
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