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最悪のシナリオ、考える? [日々の暮らし]

私は子どもの頃、常に悩み体質でした。
少しでも不安なことに直面すると、「どうしよう、
どうしよう?」とオロオロし、自分であれこれ
展開を想像しては余計滅入ってしまうということを
繰り返していたのです。学校から帰宅後、
母を相手に「あーでもない、こーでもない」と
不満や不安を口にしては、夕食後数時間、
食卓で粘ったこともありましたね。今にして思うと
母もよく辛抱強く相手をしてくれたと思います。
感謝あるのみです。

もちろん人間ですので、今でも悩んだり考え込んだり
することはあります。けれども中高生時代のような
出口のない悩み方をすることは減ったように思います。
おそらく通訳という仕事柄、時間にシビアになってきたことも
大きいのでしょう。フリーランスで毎回異なるお客様を
相手にしていますので、仕事の失敗をズルズル引きずっては
身が持たないという部分もあります。放送通訳の場合、
次々とニュースが展開していますので、
「5秒前の誤訳」にとらわれてしまっては、今、目の前の
英語を訳すことができません。そういう意味では、
私のような「悩み系人間」にとって通訳業は福音的職業のようにも感じます。

最近は悩みに直面した場合、次のような対処法を
とるようにしています。

(1)最悪の事態が思い浮かんだ場合、それ自体は
否定しない。

(2)ただし、そのこと「だけ」を考えると
余計落ち込むので、頭の片隅に追いやるようにする。

(3)その代わり、「今」できることをリストアップする。
頭の中で考えると堂々巡りになるので、必ず
紙に書き出す。

(4)期限を設ける。たとえば「1時間後にできる行動」
「明日できるアクション」という具合に、
その悩みに対して取り得る具体策を時系列に分ける。

(5)そこまで分類化したら、あとはその時間枠に従う。
それ以外の時間帯や先のことについては悩まないようにして、
今に集中する。

ざっとこのような感じです。最悪の事態に備えることは
もちろん大切ですが、それに圧倒されないようにしたいと
思っています。
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